赤トンボの知らない生態。

こんにちは。

浜松市佐久間町の床屋 乗本和男です。

床屋という職業柄、お客さんとの会話は色々な話題に溢れています。もう僕も50歳を超えてかなりの知識や情報を知っていると思っていると、全く初めてな情報を耳にすることがあるんです。面白いですよね。ですから昔から「地元の情報は床屋に聞け」って言われているくらいに、お客さんから教えてもらえることが多いんです。

昨日来店してくれた近所のお客さんとの会話の中で「相変わらず、あっという間に8月の夏祭りが終わり、お盆が終わってしまったね。もう9月だよ。気がついたらお正月になってしまう」そんなことをお客さんが話出したんです。ですから僕が「ですよね。あっという間に時間が過ぎてしまいます。そういえば嫁さんが(赤とんぼが飛んでたよ)なんて言ってましたよ」って言ったら「赤とんぼといえば、確かここに出没する時は、高い山から下って来るんじゃなかったかなー。」って教えてくれたんです。

そんな話は初耳の僕は「えっ!赤トンボは田んぼから飛んで来るんじゃないの?」ってついつい言ってしまいました。まさか山奥の町に、それより高いところから下りて来るなんて知らなかったし、昔から秋になると家の裏の畑を飛び回るんで、田んぼに住むヤゴから成長して来たんだなって思っていたんですよね。

でも気になる赤とんぼの生態です。お客さんが言っていることが正しのか、調べてみたんです。

赤トンボには「アキアカネとナツアカネ」という種類があるみたいなんです。ほとんど種類的には同じらしんですが、その生態に少しの違いがあるんですよね。まずナツアカネですが、春に卵からふ化をしてヤゴになり、初夏になると羽化をしてそのまま夏から秋の間平地で、飛んでいるみたいなんですよね。でももう1つの種類であるアキアカネは、ふ化してヤゴになり、初夏になると暑い平野は避けて、涼しい高山に移動して(50キロの道のりを飛んで行くみたいです)そこ過ごし、体を成熟させて、涼しくなった平野に帰って来るんです。

おーっ!本当にそんな赤トンボがいたです。

僕の裏の畑にも必ず8月の終わりぐらいになると、どこからともなく赤トンボが大量発生していました。でも自然界というか虫にも色々な生態があり、ちょっとしたお客さんとの会話から、また1つ勉強になりました。赤トンボは、浜松市の山奥からさらに山奥で夏を過ごし、秋になると下って来て、また来年に向けて繁殖をして行くんですね。
秋には赤トンボ。見ているだけで秋が来たという気持ちになります。

 この記事の投稿者

乗本和男

浜松市の山奥にある佐久間町というところでフィフティーズな床屋 「ヘアーサロンノリモト」を営んでいます。フィフティーズ・ロカビリーが大好きで自然に囲まれながらロックな毎日を過ごしています。町の人に喜んでもらえる床屋を目指しています!
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