ついにウェルカム集落の認定通知書が届きました。

浜松市と合併し、原田橋の崩落で人口が激減した佐久間町に、どうしたら新しい笑いが戻って来るのかっていつも考えています。今までは個人の力なんてしれてました。でも今はSNSという強い武器があるんです。「佐久間町に住みたい」と考えてくれるように、移住者の心を動かすような個人の発信もこれからしていきます。

実は僕がこんなことを言い切るのは、去年から自治会で考えていた「ウェルカム集落」という、浜松市が中山間地域の事業として始めた政策が、自治会で承認されたからなんです。この政策の良いのは移住者はもとより、そこの自治会や大家さんに凄く手厚いことをしてくれるからなんですよね。市の紹介で来た移住者が、自治会の進める空き家を気に入り、6ヶ月間以上そこに住むと、自治会はそこに移住した家族の人数一人当たり10万円が受け取れます。そして大家さんは支度金として20万円がいただけるんです。

正直な話、自治会は人口の減少で、自治会費もだんだんと集まらなくなって来ます。これから先どうなるのか、そんなことを考えたらもう自分たちで行動するしかないんですよね。そんな泣き言もいえなくなって来た佐久間町の自治会で、唯一僕が住んでいる浦川地区の町区が、ウェルカム集落の認定書を浜松市からいただきました。いくらウェルカム集落と口で言っていても、市の方に認定してもらわないと、こういった政策は受けれることができないんです。

ウェルカム集落という政策で、閉鎖的な田舎の住民の心を開くのは、なかなか難しいかも知れません。でも大家さんが不動屋さんに頼んで連れて来た移住者は、どこの誰で何をしている人かも分からないんです。そんな人が自分の家の近隣の空き家に住むより、市と自治会が移住者と話し合い、納得した上で住んでもらえる人の方が安心だと思うんです。

それに移住者を拒み続けていても、もし自分の家の周りに誰もいなくなったら、寂しいし何かあった時には心細いですよね。そのために市と自治会が認めた移住者の方に住んでもらえたら、心強いし色々と相談することもできます。浦川の町が昔の元気な町に少しでも戻れるように、町に空き家を持っている人や知っている人がいたら、僕に連絡が欲しいです。
登録をしたからといって直ぐに移住者が来るわけではありませんが、でも何も希望のないこの町に、希望が持てる政策が実現したとこはとても嬉しいです。

 この記事の投稿者

乗本和男

浜松市の山奥にある佐久間町というところでフィフティーズな床屋 「ヘアーサロンノリモト」を営んでいます。フィフティーズ・ロカビリーが大好きで自然に囲まれながらロックな毎日を過ごしています。町の人に喜んでもらえる床屋を目指しています!
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