フィフティーズな床屋, ロカビリー, 仕事観, 床屋ネタ, 趣味
男を引き立たせるリーゼントの魅力はポンパドール。
浜松市佐久間町の床屋 乗本和男です。
最近 新規のお客さんのほとんどが、リーゼントスタイルをオーダーしてくれるんですよね。それはきっと今までSNSで、僕の趣味や楽しみを発信して、それを見たお客さんが共感して来てくれるからなんです。自分が大好きなものって発信していかないと勿体無いないです。だってそれを見て興味を持ってもらえるんですよ。好きなものが同じ人集まるのって凄く楽しい、そんなことを感じているんです。
さてそんなことを言っても、リーゼントスタイルのお客さんより、普通のヘアスタイルのオーダーのお客さんの方が多いもはしょうがないです。だって普通の方が絶対数が多いですからね。僕が高校時代にはリーゼントが流行っていましたが、それでも同級生の1割もいなかった感じがします。そくらいこのヘアスタイルには、特別な要素があったんでしょうね。
高校生の時には「ツッパリ」というスタイルのファッションが流行り、自分の反抗的な内面を外に出していたんですよね。その時のヘアスタイルがリーゼントだったんです。でも僕が作る今のリーゼントとは違い、不良に人気のあるヘアスタイルだったんですよ。何が違うのかというとカッコよさが違います。
昔流行ったヤンキーリーゼントは、角ばった感じだったんですが、僕が作るロカビリーやオールディーズタイプのリーゼントは、自然な丸みを帯びているんですよね。その丸みからできるポンパドール(フロントの部分)のラインがカッコいいんです。だからいつも作る時に1番気にしているのが、この部分がどれだけカッコよく見えるかってことなんです。
ちょっと話が脱線しましたが、大人になってからのリーゼントって、子供の頃にしたものと違い、品ていうか男さしさのフェロモンを出すヘアスタイルかなって考えているんですよ。ポマードで前髪をあげてバックに持っていく、その時にできるフロントの高さがポンパドール。そして顔を出すことで男らしさを醸し出し、ポンパドールのラインが男を引き立てるんです。
そして粋なんですよね。いつも前髪を下ろしていたら、たまにはポマードをつけてかきあげて、フロントのポンパドールを作ってみてください。きっと男らしさを引き立てます。
今日は久しぶりにクイッフリーゼントを作り、あまりのもカッコよかったので、ブログに思いを書いちゃいました。
この記事の投稿者
乗本和男