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規模が小さくなっても楽しみたい地元のお祭り。
今年から地元佐久間町浦川の町区(僕が住んでいる自治会)にある五社神社の祭典が、2日間やっていたのを、人口の現象と高齢化のために、縮小して1日になりました。何十年という間受け継がれてきた祭典が、変更されて短くなるのは寂しいし辛いですが、区民の大変さを考えるとしょうがない決断なんですよね。
実は祭典の時に行われていた渡御(お神輿の行列)は、ずっと使役という形で区民で行ってきましたが、高齢化でお年寄りが出る多くなってきたんです。真夏の8月の炎天下に約1時間〜2時間近く歩く渡御は、熱中症などお年寄りの体が心配だったので、中止になりよかったです。もしかのことがあってはいけないと、氏子総代の方も考えてくれたんですね。
そして少し寂しくなったんのが、神様の前で舞う小学生女子の浦安の舞が、なくなったことでした。女のお子さんがみえる家庭では、この行事は祭典の時には楽しみなんですよね。うちの娘たちも舞ったんですが、綺麗に化粧をして舞う姿は、家族はもとより集まった人達にも、感動を与えてくれたんです。その浦安の舞を舞う女の子が町区にいなくなってしまったんです。
祭典は2日間から1日になりましたが、余興は2日間やることが決まりました。余興とは屋台の引き回しです。僕たちが若連の20代の頃は、昼と夜と2回屋台を引き回したのですが、近年では熱中症対策のために、夜の部だけになったんです。それでも祭典が1日だから余興も1日では寂しすぎるということで、2日やることになりました。屋台の引き回しに参加する人が少なくなりましたが、当日は元気一杯に引き回したいです。
そしてこれが1番辛いことでした。この花火は「町区・河内・柏古瀬・島中」と4地区の合同で、花火大会を開催していました。そんな花火の中でも目玉だったのが10号玉の打ち上げなんです。この花火は浜松にある「田畑煙火」に昔からあげてもらっています。その時に色々と手伝うのですが、田畑煙火の方が「全国で花火をあげてきたけど、ここの10号玉が1番音が良い」といつも僕たちに言ってくれていたんです。確かに家の窓のガラスが震えるくらいの迫力がありましたからね。音の凄さは他の地区の花火を見ても違いが分かるくらいだったんです。
その自慢の10号玉が今年からあげれなくなったんです。消防法や地域との兼ね合いもあり、1番大きな玉で6号までになってしまいました。これこそ浦川の祭りの自慢でありましたが、しょうがないですよね。事故があった後ではもっと大変なことになります。
縮小していく地元のお祭りですが、お祭り好きな気持ちは区民一同きっと変わってないと思います。規模は小さくなりましたが、今まで以上にみんなで楽しめるお祭りができたら嬉しいです。
佐久間町「浦川花火大会」は8月3日土曜日に行われます。屋台引き回しは3・4日とありますのでよかったら見に来てください。
この記事の投稿者
乗本和男