正しいカミソリの使い方で、肌のトラブルにならない方法。

仕事柄カミソリの使い方をお客さんに相談されることがあります。それは髭剃りで起こる炎症や、剃り残しについてがほとんどなんですよね。特に深剃りによる肌のダメージは、肌が紫色になることがあるので、要注意してほしいです。

(爆睡中)

お客さんが自宅で使っているのはほとんどが電気カミソリの方が多いんです。それはテレビを見ながら車で会社に向かう時など、少しの空いている時間に、簡単にヒゲを剃ることができるからなんですよね。その手軽さからついつい鏡を見ないで使うことがあるんですよ。そうなるとどんなことが起きるかというと、見た目でヒゲの剃れ具合を見ないために手で触り、残ったのをついつい深く剃ってしまうことあるんです。

(髭剃り蒸してね)

電気剃刀は皮膚に当たり面が大きいため、皮膚への負担が大きくかかります。それによって色々な障害が出て来るんです。さっきも書きましたが、手軽さゆえに車の中に入れっぱなしとか、外から中が見えないからそのままとか、使ったら必ず掃除をして消毒をしないと、深く剃った時に皮膚が荒れ毛根が痛み炎症が起きてしまいます。それは皮膚にバイ菌が入った証拠なんですよね。そうならないためには、必ず使った後には綺麗に洗いエタノールでも良いので、消毒をしてもらえると嬉しいです。

(順剃り)

それともう1つ気をつけてほしいのが剃り残しなんですよ。電気カミソリで剃ると首元のあちらこちらに向いているヒゲを剃り残すことがあるんです。ヒゲも少し伸びると刃に引っかからないで、放置してしまうと首の周りだけヒゲが伸びて残っている人がいます。そんな方は、目が悪い場合が多いので、最後にTの字のカミソリで、首元だけ剃ってほしんです。それによって全体を綺麗に剃ることができます。

(逆剃り)

そしてTの字を使った顔そりの時は、ヒゲを剃る一番いいタイミングは、朝起きてから10分から20分ぐらいの時間です。その時間は肌のハリもあり、血流も良くて肌の健康状態が一番いいんです。だから肌も傷つけにくく、出血もしにくいんですよ。でもヒゲの濃い人は、電子レンジで濡れタオルをチンしてヒゲを蒸して(40%くらい膨張して柔らかくなります)から剃ると、滑らかに肌に優しく剃れます。

(肌を引っ張って剃る、張り剃り)

ヒゲを剃る順番は、必ず順剃り(一回剃り)と言って生えている方向から剃ってください。そして逆剃りヒゲの濃い方は一回では剃れないので、生え方の逆から剃ります。それでも物足りなかったら、張り剃りといって、皮膚を引っ張りながら剃る方法があります。それによって綺麗に深く剃ることができます。Tの字も一緒です。必ずカミソリの刃は、毎回綺麗に洗い消毒かもしくは変えてくださいね。

何と言っても1番大事なのが、剃った後です。必ず皮膚が小さいながらにしても炎症を起こしている可能性があるので、しっかり顔を洗うか蒸しタオルで拭くかして、保湿力のあるクリームかローションを付けてくださいね。また分からないことがあったら、メールでもいいですから連絡ください。

 

 この記事の投稿者

乗本和男

浜松市の山奥にある佐久間町というところでフィフティーズな床屋 「ヘアーサロンノリモト」を営んでいます。フィフティーズ・ロカビリーが大好きで自然に囲まれながらロックな毎日を過ごしています。町の人に喜んでもらえる床屋を目指しています!
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