オールディーズな曲は、体の細胞が踊り出すビタミンソング。

50年も生きていると、辛いことや悲しいことに出くわすことがいっぱいあります。そんな時に自分の気持ちを元気にさせてくれるのが、オールディーズな曲なんですよね。

(ダイアナのモデルになったアンカ家のベビーシッター、ダイアナ・アヨウブとポール・アンカ)

オールディーズ(1960年前後)な曲の良さって、アナログ的な音にあるんですよ。例えばドラムにしてみたら「ポコポコ」と今では考えられないような乾いたような太鼓の音などは、今の若い子に聞いたら「何この音」って言われるかもしれません。ドラムの音には聞こえないんでしょう。そのくらい楽器も悪く録音技術も未熟で、綺麗な音ではないからこそ、人間味があって聴いていても暖かさを感じるんです。

そして色々な曲に中に「ウォーウォー」とか「イェイイェイ」とか、簡単の口ずさめるようなコーラスというか、なんか聴いていてウキウキするようなそんなフレーズがるんですよね。今では小学生ですら口にしないであろう歌詞が、普通に使われているんです。でもねそれが当時中学生で、アメリカや英語に憧れている思春期の少年少女の心を射止めたんですよ。

学校で習う英語ってつまらなかったんです。先生が悪いわけではないんですが、普通に英語を学ぶのが面白くなかったのか、発音が上手く言えなかったのかな。でもそんな時に聴いたオールディーズな曲は、簡単な英語に混じり「ウォーウォー」とか「イェイイェイ」とか耳を傾ければ、スッと体の中に入って来たんです。

最近では、オールディーズな曲やファッションを好きなと友達をSNSで知り合い、一緒にライブとか行っています。行ってみて分かったことは、やっぱり僕は1960年前後の曲が好きということです。

ライブでは70s・80sの曲もたまに流れるのですが、踊りたいとか口ずさみたいとは思いません。それよりも1960年前後の曲が流れた時の方が、体がウキウキして楽しくなってくるんです。そしてもう昔みたいな元気はないのに、僕の気持ちを体を元気にしてくれるんですよね。

やっぱりオールディーズな曲は僕のビタミンソング、元気のない時に聴くと体の細胞も踊りだします。

 この記事の投稿者

乗本和男

浜松市の山奥にある佐久間町というところでフィフティーズな床屋 「ヘアーサロンノリモト」を営んでいます。フィフティーズ・ロカビリーが大好きで自然に囲まれながらロックな毎日を過ごしています。町の人に喜んでもらえる床屋を目指しています!
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