特別老人ホームにヘアカットに行って来ました。

今日は「特別老人ホーム佐久間の里」に行ってきました。2ヶ月に1回のペースで行かせてもらっています。組合の方で各々に割り当てて、4店の床屋が交代で行っているんです。そして施設の方が気を利かせて、入居者の出身地域の床屋を選んで、やらせてくれるですよね。ですからこの施設に行っても、来店していたお客さんだから、お互いに話せなくなっても気心しれてるから凄くやりやすいんですよ。

そんな施設でのお仕事も、もう20年以上やらさせてもらってますかね。僕がまだ二十代の頃からでした。初めは行くのが少し嫌だったんです。なぜかというと入居者の方が、凶暴だったからなんです。今と違って暴れたり暴言を吐いたり噛み付いたりした人がいたんですよ。そんな人は後回しに抑えながらやるんですが、必ず僕がやるようになるんですよね。だって男だからやりなさいって。

そのおかげで手首を噛まれたり、暴言を吐かれたり、暴れて抑え込む時に怪我もしたことがあったんです。今では全く嘘のように、入居者の方が大人しくて嬉しいいんですよね。それに可愛いおばあちゃんが多い。本当に言葉も穏やかだし、優しいしね。だから今は2ヶ月に一度の仕事が楽しみなんですよ。

僕が1番ビックリしたことは、あるおばあちゃんの髪の毛をカットしている時でした。いつもそのおばあちゃんは眠っていて、カットする時にも下を向きっぱなしなんですよね。ちょっと前髪を切りたかったので、顔を少し上げてもらおうと、両手で顔を上げたらなんか様子が変なんです。あれってよく見たら、息をしていないんですよ。

びっくりして看護師さんを呼び、隣接している病院に連れてってもらいました。そしたら20分後に、また生き返って来た時にはびっくりしました。心臓が動けばいいみたいなんです。もう脳の方が初めからダメなんで、心臓だけ動けばなんとかなるみたいなんです。そんな経験をして今の施設での仕事は本当に楽です。
そしてやる前に入居者のおじちゃんに聞くのが、「いつもどおり」って言葉。店でもいつも言っていたお客さんとの合言葉でした。それがこちらに来ても続いています。
あっそうそう「スッキリしたね」ってのも合言葉だった。また2ヶ月後に行くから、首を長くして待っててね。

 

 この記事の投稿者

乗本和男

浜松市の山奥にある佐久間町というところでフィフティーズな床屋 「ヘアーサロンノリモト」を営んでいます。フィフティーズ・ロカビリーが大好きで自然に囲まれながらロックな毎日を過ごしています。町の人に喜んでもらえる床屋を目指しています! フィフティーズ、ロカビリーが大好きで自然に囲まれながらロックな毎日を過ごしています。町の人に喜んでもらえる床屋を目指しています!
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