フィフティーズな床屋, 床屋ネタ, 雑感
床屋の耳掃除は癒しの時間。
僕の店のサービスに中で、耳掃除というメニューがあります。これは単独でやる場合は1000円いただいているんです。もちろんヘアカット・顔そり・シャンプーといった、トータルのメニューをしていただいた場合は、無料でサービスさせてもらっていますよ。
そんな耳掃除なんですが、耳の掃除しようとはしていないんですよ。それはなぜかというと、耳というのは中の粘膜が薄くて、凄く敏感なところなんです。無理に耳垢がるからと言って、強引に引っ張ったりしたら、もしかすると表面の皮膚も剥がれる可能性があるんです。ですからそういったお客さんがいたら、耳鼻科に行くように勧めているんです。
そうは言っても耳掃除という名前からして、ある程度の掃除はしないと、耳の中を見ているだけに綺麗にしたくなるのが当たり前ですよね。でもね耳鼻科の医者は、自分で耳掃除はしないほうがいいって言っているんだよね。それはなぜかというと、耳掃除をする時に、耳かきの先で耳垢を中に押し込んでしまうからなんです。耳かきの先で中からかき出すつもりが、実は中に押し込んでいる人が多いんです。すると知らない間に鼓膜付近のところに耳垢が溜まり、耳の穴が塞がってしまい聞き取りにくくなったりすることもあるです。
年配のお客さんの中には詰まってしまい。病院で耳の中の詰まった垢をとってもらって来た人もみえますからね。注意してほしいです。では僕たちはどうなんだろうと言いますと、耳垢を取るというよりリラクゼーションをしているつもりでやっているんです。耳かきの先で中から外に、そっと取り出すような感じで動かします。その時に大事なのが、耳の中の粘膜に当たる感覚なんですよね。自分がこのくらいの強さでやると、気持ちがいいって感覚を覚えるんです。
その感覚でお客さんの耳の中を掃除させてもらっています。耳掃除って自分でやっても気持ちがいいけど、人にやってもらうともっと気持ちが良いです。それもいつもお客さんの耳掃除をしている僕にやってもらいうともっと気持ちが良いんです(笑)耳掃除というけど、実は耳のリラクゼーションをして、体を癒しているんですよね。
お客さんの中には眠ってしまう人も多くいます。ゴールデンウィークもまだ空いている時間がります。気持ちが良い僕の耳掃除をやりに来てくださいね。
この記事の投稿者
乗本和男