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静岡県立湖北高校佐久間分校が、残るための方法。
母校である地元の旧佐久間高校も、今年の新入生が14人しか入らず、分校として15人以下が続くようならもう募集をかけない、つまり廃校の道を辿ることになりそうなんです。この高校は組合立から始まった、地元の子供達や親達の思いが詰まったものなので、地元にとってはなくてはならない学校なんですよね。
そんな学校がこれから引き続き継続できるようにするには、色々な方法があると思うんです。ただそれを訴えても、現実化していくは県の教育委員会なんで、まずは斬新で新しい案から、現実的な案をまとめて吸い上げ、教育員会の方で考えて貰えたら嬉しいです。実際に色々な案を考えている人がいっぱいいるんです。それは旧佐久間高校を好きで、存続してもらい人が多くいるからなんですよね。
例えばこの人の提案なんか素晴らしいです。
「学び直しをしたいお年寄りや、日本の高校の資格が欲しい留学生を読んだり全国募集をしたりすること。まずは生徒を集めないと次へと繋がらない。部活も増えればやりたい部活に入りたいという相乗効果も期待できる。そして伝統芸能部を復活させて、県の無形民族文化財の「川合の花の舞」を学校あげて協力したり伝統芸能部で全国大会に出たり(全国大会には出場しやすい)色々なことがやれる。」
他ではやっていない、やることができない独自性のあるもの(川合の花舞)を学校をあげてやり、興味ある学生に来てもらうなんて良いですよね。それに学び直しなんてのは、絶対いると思うんです。勉強をしたかったけど、戦争や家庭の場で高校にいけなかった人なんかには、魅力のある方法ですもの。留学生の考えも良いよね。
こういう良い案が出ても、それをどうやって上に繋げることができるのかが分からないんです。きっと旧佐久間高校を好きな人は、いっぱいいるんです。なんとか存続させていきたいと色々と考えているんですよね。
そんな話を今日来店されたお客さんと話したら、お客さんの娘さんが高校に在学中に心の病にかかり、引きこもりになって(中退)毎月のように心理カウンセラーに通ってました。やっと自分で高校に行きたいという気持ちを持てて、明日入学式にいくみたいなんです。その学校はそういった心の病にかかり、不登校の子供達が行くところなんです。そして心理カウンセラーの病院に行くと、娘さんと同じような子供がいっぱいいるそうなですよね。
旧佐久間高校は穏やかな場所にあります。都会のようなトゲトゲした雰囲気の場所ではないんですよね。だからこの高校にも、こういった特別な通信教育ができる学級を設けて、やってみたら良いんじゃないかって話したんです。
旧佐久間高校の良さをもっと拾い上げて行くと、他とは違う独自の高校が生まれそうな感じがします。
この記事の投稿者
乗本和男