暮らし, 雑感

楽しくワクワクは、生きたい気持ちを強くする。

佐久間町の人口は凄い勢いで減少しています。それは若い子が出て行くからとかではないんです。だって出て行く若い子が元々ここには住んでいんませんから、出ていってもしれているんですよね。それより高齢者の方がどんどん旅立つことの方が多いんですよ。平均年齢は70歳に近いんじゃないかな。商売をしていてお客さんの年齢を見て、そのくらいかなって感じているんですよね。

商売をやっていると、そのくらいお客さんの変動が凄く分かるんです。それは髪の毛をカットしに来店してくるのに、定期的に来られる方がほとんだから、からもし来られれなくなったりすると、どうしたんだろうって心配になることが多いんですよ。でも山奥の町では特に情報の伝達が早く、人の噂が先走ることもたたあるんです。

突然来店しなくなったお客さんのことを、後から知ることも少なくないんですよね。「最近あのおじいさん見てないな」っていうと、近所の人が「なくなったよ」って来店してくれた時に教えてくれたりするんですよ。ここで床屋を25年もやって来ると、お客さんの生活が、手に取るように分かるんですよね。家庭のこと趣味のこと病気のことなど、逆に家族の方よりお客さんに関しては知っているかもしれません。

そんなお客さんのことを知っていると、旅立った時に「幸せだったのかなー。めいいっぱい生きたのかなー」っていつもはじめに考えるんです。旅立つ事は凄く悲しいけど、お客さんのことを深く知っていただけに、楽しい人生だったって思いたいんですよね。

そんなお客さんが増えて来ると、自分に当てはめてることが、多くなってきます。自分がもし明日までしか生きることができなかったら、後悔しない人生を送ってきただろうかって。そのためには毎日が楽しくなかったらだめだよなって、楽しく毎日を過ごしていたら、きっと突然旅立っても辛くない。
めいいっぱい生きたいって気持ちが強くなるから、毎日を楽しくワクワクして暮らすって凄く大事ですね。

 この記事の投稿者

乗本和男

浜松市の山奥にある佐久間町というところでフィフティーズな床屋 「ヘアーサロンノリモト」を営んでいます。フィフティーズ・ロカビリーが大好きで自然に囲まれながらロックな毎日を過ごしています。町の人に喜んでもらえる床屋を目指しています!
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