フィフティーズな床屋, 佐久間町の紹介, 暮らし, 雑感
市町村合併をした町としない町の差。
なんともけなるい話をお客さんから聞いてしまいました。それは隣町の愛知県東栄町の人口が微量だけど、増えているということなんです。佐久間町と一緒で、山間部はどうやっても人口の減少はしょうがないって思っていたんです。でも増えたっことを聞いて「マジかー!」って、心の中で吠えちゃいました。
今朝1番のお客さんは、隣町の愛知県東栄町から来店してくれたんです。少し時間のかかるパーマを巻きながら、世間話をし始めたんです。「佐久間町は去年かなりのお年寄りが無くなって、人口も減ってしまったんですよね。」って、僕が言うとお客さんが「東栄町はビックリするに、人口が微量だけど増えたんだよね」っていうんですよ。うそだと思ったけど東栄町の3月の広報に載っていたらしいんですよね。
合併する前は、佐久間町の人口の方が倍近くいたのに、今では一緒かもしく負けているかもしれません。佐久間町の人口の減少は情けないくらいに止まりません。若い人はどんどん街に出てしまい、残されたお年寄りは勢いよく無くなっていきます。若い人がいないから、子供もいなくなるわけなんですよね。そして若い人が出ていくから、残った若い人にどんどん色々な負担がかかって来るんです。そうなると、その若い子も街に出たくなるんですよ。もう人がいなくなるスパイダルに入ってしまっているんです。
でも隣町の東栄町はどことも合併をしないで、単独でやっているんです。人口も佐久間町と同じでお年寄りがどんどん亡くなっているんですよね。だから人口をどうやって減らさないようにするかってことをやって来たんです。東栄町は新しい人をどんどん入れているんですよ。もちろん単独ですから自分たちの考えで、色々なことができるんですが、魅力のある政策をどんどんやっているんですよね。
そして国道151号線が走り、コンビニもあります。新しい食堂がどんどん出来ているんです。町外への流失は少なく、若い子の流入が多いんですよ。だから子供の数が増えているんです。山奥では信じられませんもん。ここ佐久間町は三遠南信道が出来たことで、少しは住みやすくなって来ました。ここをベットタウンにして、浜松市中心や新城市にも容易にか通うことが出来ます。隣町でも人口を増やせたことは、僕にとっても佐久間町にとっても、希望が見えて来ました。

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東栄町は東栄町、佐久間町はまた違った独自性のある形で、移住者を呼び込みたいなって思います。地元の良さを発信し「ウェルカム集落」を使い、まずは佐久間町に住みたくなる理由作りをしていきたいです。
この記事の投稿者
乗本和男