移住者が感じる町の魅力とは、そこに住む人の魅力です。

山奥の魅力は「空気が美味しいこと・水が綺麗なこと・静かなところ・・・。」とあるわけだけども、それはどこの山奥の町に行っても、同じことが言えるんだよね。他にこれって取り上げて、魅力があるようには住んでいる僕らは気がつかないんです。どうしてもそん町に住んでいると、そこの魅力が当たり前すぎて気がつかないんですよ。

仕事もそうなんだよね。下澤先生に教えてもらうまで、自分の仕事や町の魅了について考えたことがなかったから、人に伝えることができなかったんです。ふだん住んでいる人たちは、必ずこの町の良さを体験していて、知っているんです。だからこの町に住んでいるんですよね。中には「他に行くところがないから出ていけない」と言う人がいるけど、それは裏を返せば、この町を離れたくないってことになるんです。

移住者が移住者を呼ぶ

隣町の愛知県東栄町は、移住者を町をあげて応援しています。そのおかげで移住者が増えて、今度は元々いた住民ではなくて、移住者の方が東栄町の魅了をアピールし始めるんです。するとその輪が波紋のように広がって行くんですよね。

それを見て、悲しけど佐久間町は浜松市と合併してしまい、単独で行政があるわけではないので大変ですが、まず住んでいる自分たちが、町の魅力を発信しないと、移住者の方に魅力を伝えることが出来なんです。

その移住者を呼び込む手助けの一つとして、この前、浜松市の中山間地域の政策で「ウェルカム集落」というものを浦川(町区)の自治会で話し合い。来年度に審議していくことになりました。この政策を足がかりにして、移住者が住みたくなる魅力が発信をしていきたんですよね。

移住者が感じる町の魅力とは、そこに住む人の魅力です。

この二人に知り合うまで、この町の人口が減少してくのは、山奥だからとか何もないからとか・・・、色々な理由をつけて、自分でこの町の魅了を伝えるどころか、否定をしていたんです。でもエクスマ(エクスペリエンス・マーケティング)の藤村先生に出会い、下澤先生に出会い、町の魅力は建物でも空気でも便利さでもない、そこに住む人たちが、どれだけ魅了があるかが大事だってことに気がついたんです。

何も無くてもいいんです。その町に住む人たちが、毎日のように笑顔で楽しく暮らしていればいいです。その姿を僕たちが発信して行くことで、住民の笑顔の魅力に惹かれて、住みたいと思う移住者が来るでしょう。大事なのは人です。住んでいる人の魅力と合わせて、町の姿をこれからも発信していきます。

 この記事の投稿者

乗本和男

浜松市の山奥にある佐久間町というところでフィフティーズな床屋 「ヘアーサロンノリモト」を営んでいます。フィフティーズ・ロカビリーが大好きで自然に囲まれながらロックな毎日を過ごしています。町の人に喜んでもらえる床屋を目指しています!
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