人は産まれ持った性格や度量って、幾つになっても変わらない。
こんにちは〜。
昔から何かやろうと決めると何があっても真面目にやって来たような感じがするんです。でも真面目にやり続けることが若い頃はできなかったんですよね。基本は真面目だと思うんですが、自分のどこかに「こんな真面目にやって楽しいんか!」という気持ちを常に持っていたんです。
だから中学の時は高校にいい成績で入りたいために、一生懸命勉強をしました。入る高校は地元の高校なのでレベルは大したことないんですが、いい成績で入りたかったので中学3年の時はよくやったと今でも思います。
そして高校に入り一応は大学を目指そうと思っていたので、一年生の間は勉強もしっかりやりました。でも2年から進路のことに入り、実家の床屋のことが浮かんできたんですよね。
床屋の3代目としていずれは後を継がなくてはいけないという使命感があったんです。
この使命感は人から言われたとかなんかではなくて、自分が育って来た過程で感じてきた物でした。だから親は「大学に行ってもいいぞ」と言ったのですが、なかなかそういう訳にもいかず後を継ぐことを決めました。
後継ぎになると決めたら早い物で、高校を卒業したら床屋の修行(当時はまだ修行と言ってました。)をしなくてはいけません。そのためあんまり勉強をやっても、もう意味がなくなってしまった感じがしたんです。
もともと悪い方向に傾く才能は持っていましたので、勉強から遊びにへの転換は早いものでした。ま〜見事に勉強しなくなりました「大学で遊ぶ内容を今のうちにやってしまえ」って感じで退学しない程度に遊びましたね。
でもそんな荒んだ(笑)生活をしていても、もともとの真面目さは消えなった時もあったんです。
もう時効ですがフィクションとして読んでもらうと嬉しいです。
『当時、高校では万引きをやるのが流行ってまして、パクってきた物を学校で販売してました。そんなことやるから常習犯はいつも謹慎を喰らってたんです。そんな連れを持つボクもある時、万引きをしなくてはいけない状況になってしまったんです。
そこの店は田舎の駄菓子屋です。「こんにちは〜」と言っても誰も出てきません。きっと畑に行ったか店を開けたまま近所の人と話しているのでしょう。
したら連れが「パックっていくか」と悪魔の囁き、連れが店にある気に入った物をパクリ、ボクも一緒にパクったのはいいのですが、もともと真面目が性格が出てしまい、盗んだ分の金額をレジの横に置いて逃げてきました。』
もともと気が小さいのと、ちょっとした自分のプライドがあったかもしれませんね。
こんな感じで今になってもずるい自分がいるのに、そのずるさを抑える真面目さが今でも体の中に住んでいます。最近は変に真面目さが際立ってきましたが、これが自分なんですね。(笑)
でもね、人って関係性を持って知り合えば知り合うほど相手の本性が見えてくるものなんですよね。そんな繋がりの中でも、僕の知ってる人達はみんな真面目ないい人ばかりです。
人って本当の性格や度量は、幾つになっても変わらなと思いました。
それでは、また〜。
この記事の投稿者
乗本和男