タイルを使った田舎の床屋って昭和のイメージがあるんですね。
こんばんは〜。
今年は雨量が少ないために地元の大千瀬川にも鮎釣りのお客さんが少なく、川の減水や川の害虫のせいで鮎が大きくならず、釣りに来ても面白くないかもしれません。こんなことが続くと今年は寂しい鮎釣りシーズンを過ごすことになってしまいますね。
さてさて、店を新しく改装する時のコンセプトがフィフティーズでした。レストラン ダイナーのようなオールドアメリカンテイストが漂う感じの店に作ったんです。出来上がった店は、まさにフィフティーズ感が出てボクのイメージとピッタリの店に仕上がりました。
愛知県半田市のアメリカンダイナー K’s Pit(ケイズピット)
そんな店である日、いつものようにお客さんをカット椅子に案内して支度をし、お客さんと会話をしながら髪の毛をカットし始めたんです。そのお客さん店を新しくしてから初めての来店、珍しそうに店の中を見渡して何を言うかと思ったら
「なんでわざわざ古臭い店にしたの?前の店の方が今風だったのに〜。」
って強烈な言葉を発してくれました。
心の中で「え!そうなんだ!」こんな感じの受け止め方をしたボクですが、そのお客さんに「なんでそう思うの?おしゃれに感じない?」って聞いたら「田舎の床屋さんて、昭和の時代から改装しないところが多いから、この前洗面のタイル貼りって所が多い感じがするんだよね」だって!
タイルを使ったことで昭和の感じが漂うみたいなんです。そのお客さんは30代の方ですが、オシャレにしたつもりがフィフティーズというものを知らないと、ただの昭和の香り漂う床屋になってしまうんですね。(笑)
でもでも、僕が作りたかったのはアメリカンダイナーのような店なんです。その店って昭和の時代に全盛期だったんです。1960年前後→昭和35年ごろなんですよ。
まさにお客さんの感性は間違ってなくてそのまんまの意見だったんです。
たまたま年齢が30代なのに昭和の床屋を知っていたために感じたことで、知らないお客さんは新鮮でオシャレだなって思ってくれてるんじやないかなって思います。(自己判断)
シャンプーする前洗面の壁をクロスにするのを止め、わざわざタイル貼りにした甲斐がありました。昭和を知らないお客さんには新鮮に感じてもらい、知ってるお客さんにはボクが作った店のコンセプトとをしっかり理解してもらえることが出来ましたからね。
やっぱり昭和の時代が好きなんです。だからアメリカンダイナーもそうですが、タイルを使いちょっと古臭い感じを出しているんですよね。
好きな昭和の時代をイメージした、フィフティーズな床屋に作ることができてよかったです。これからも昭和イメージ満載で、お客さんに喜んでもらえるように頑張っていきま〜す。
それでは、また〜。
この記事の投稿者
乗本和男