フィフティーズな床屋, 佐久間町の紹介, 暮らし, 雑感
いよいよ野生の鹿が、家の庭まで入って来ました。
もうねこの問題はこれから大変なことになるよ。だって僕の町中の道を鹿が普通に徘徊いしているんだもん。10年くらい前まで鹿なんて見たことが無かったのに「最近は鹿をちょこちょこ見るようになったね」って言っていたら、もう僕たち人間が住んでいるエリヤどろこか、家の庭まで来るようになってしまったんですよね。
お客さんとの会話の中で、鹿が多いねってなったんです。そしたらそのお客さんが「参ったぜ、家の中ではタバコを吸えないから、晩の8時くらいに吸おうと庭に出たら、いきなり目の前に鹿がいてビックリしたよ」って言うんです。
それに家の玄関先に芝桜とか花を植えてあるんだけど、それを食べに来るらしいんです。だから食べられては困るので、夕方の18時になると花壇にネットを被して、被せぱなしだと玄関先なので格好悪いから、朝6時にはネットを外すらしいんですよね。そのくらいやらないと、全部鹿に食べられてしまうんです。
山を見ると杉や檜ばかりで、野生の動物たちの餌がほとんどなくなってしまっているんです。そして間伐をして手入れをしないから、木と木の間に太陽の光が入らないし、草とか鹿の餌になるものが出てこないんですよね。それに木の成長をよくするために、下刈りというのをやるんだけど、それを綺麗にやり過ぎてしまい、野生の動物の餌になる草や木の実ができないんですよ。
だから鹿たちはしょうがなく、里に下りて美味しそうは玄関の花や畑の野菜などを、食べに来るんでしょう。でもそのせいで色々な事故が起きているんです。僕の近所に住んでいる先輩なんて、もう鹿にぶつけられて3回も車を直しに出してますもん。
この佐久間町の道路を、鹿が平然と歩くのはちょっと怖い感じがします。それは今でこそ夜中の間に徘徊してるのですが、これから人口が減っていくと、鹿の徘徊がもっと早い時間から始まるでしょう。東大寺の鹿を見ても分かりますが、だんだんと図々しくなっていくような感じがします。笑いごとではなく、僕の住む山奥で住民が減り食べるものが無くなると、きっと街中にも徘徊し始めますよね。早く手を打って鹿が本来の住む場所に戻れると嬉しいなって思います。
この記事の投稿者
乗本和男