個性の塊は、人に自分を伝えやすい

今までは「個性の強いやつは必ず潰されるか、相手にされなくなる」というのが、僕が生きて来た世界の中ではあたり前のことでした。でもこれからは違う、自分の個性をもっと出して「あいつは何者だ」だと言わしめるくらいでないと、商売をやっていけなくなるかもしれない。

床屋という商売をやっていていつも感じていたのが「この商売は何もせずにお客さんを待ち続けるしかないのかな」ってことなんです。昨日も書いたように人口が減少していく中で、何もしないでいては、きっと最後は閉店になる可能性があります。だってもう口コミだけでは地元のお客さんに来てもらえないことが多くなるからです。

どこにでもある床屋では、お客さんが来てくれるなんてことは、もうないかもしれません。今までは待っていても来てくれたお客さんも、こちらからアピールしていかないと、来店に結びつかないということです。そのために大事なのが個性なんです。個性って本人しか持ってないから、他の人には真似できない独自性があるんですよね。

独自性が大事な時代になると、師匠の藤村先生も言ってます。独自性があるということは、これだけ物が溢れ同じ物や技術がある時代に、自分の存在を知ってもらえる最高の手段なんですよね。僕も初めは何が自分の個性か分かりませんでしたが、下澤先生のSNSミーティングで見い出してもらい。その個性に対して自信を持てるようになりました。

その個性ってのは、自分の「大好きなものやこと」のことなんですよ。大好きなことは決してイヤにならいから、いつまでやっていても疲れない。逆にどんどん掘り下げていくことで、自分の個性が磨きあげられていくんです。そしてそれが強烈な独自性になり、他ではないその人だけの強みになっていくんですよね。

これから独自性が大事な時代になって来ます。そしてもっと多くの人に僕を知ってもらいたいなって思います。

それではまた。

 

 この記事の投稿者

乗本和男

浜松市の山奥にある佐久間町というところでフィフティーズな床屋 「ヘアーサロンノリモト」を営んでいます。フィフティーズ・ロカビリーが大好きで自然に囲まれながらロックな毎日を過ごしています。町の人に喜んでもらえる床屋を目指しています!
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