フィフティーズな床屋, 仕事観, 床屋ネタ, 雑感
お客さんとの新しい出会いは、希望を与えてくれる。
こんな山奥で仕事をしていると凄く不安なことに出会います。もしかすると僕の住んでいる佐久間町は、人口が0になってしまうんではないかなってことです。0になるということは、僕の店に来店してくれるお客さんもいなくなるということなんですよね。
商売をやっていて暇になるのが1番に怖いです。周りに人がいっぱい住んでいて、それでもお客さんが来てくれないのなら、自分の実力不足なんで諦めもつくから、もっと頑張らないとって考えてやっていくことができるのですが、これだけ人口の現象を目の当たりに見ていると、怖くて突然体が震える時があります。
これから先を、どうやっていけばいいなだろうって。
でもそのためにSNSを勉強して、色々な関係性を構築していっているんですよね。こういったことをやり始めて、もう4年目に入りました。ほんとに色々な人たちと関わりを持っていくことができたんです。もしSNSを学び、発信をしていなかったら、もっと自分が持つ不安は大きくなっていったことだと思います。
こうしたSNSの発信を毎日していることで、僕のことを気にしてくれるお客さんが増えて来ました。今までやって来てよかったです。そんなお客さんとの出会いは、短いものもありますが、SNSで知り合ってからずっと来てくれる方もみえます。
昔おじいちゃんが言ってました「新しくお客さんとしてに来てもらえて、気に入って通ってくれるお客さんが5割いたら大したものだよ」って、そう考えると、5割以上の人が通ってくれてるから嬉しいなって思うんです。
こんなに人口がどんどん減っていき、今まで来てくれたお客さんが亡くなって来れなくなり、時々辛すぎて泣きそうになることもありますが、こうやって僕のことを気にしてくれるお客さんがいてくれることで、凄く元気が出て来ます。
もしかすると、これからもっと辛い日が来るかもしれません。その日が来ないように、自分自身をさらけ出して「乗本和男の店に行きたい。」と思われるような床屋になっていきます。最新しいお客さんが多く来店してくれることで、自分の嬉しい気持ちを書いてみました。
これからもよろしくお願いします。
この記事の投稿者
乗本和男