気心知れた中でもしっかりとした伝え方をしないと伝わらない。
こんにちは〜。
今日から暑くなりますよ〜。早朝からこの暑さにセミ達も元気良く鳴き始めています。
いよいよ本格的な夏の到来になりそうですね。
古い付き合い
古い付き合いが誰かというと一番は母親ですかね。僕が生まれてからずっと付き合っています。かれこれ48年間の付き合いになるんです。これだけ長い付き合いになると色々なことに対して、言葉がいらなくなるんですよね。
「おい」「あれ」「それ」こんな言葉と目の動きなんかで相手にどういう行動をして欲しいかってことが伝わるんですよ。
これって誰がやっても伝わるわけではなんですよね。長い間の生活の中で小さなことから大きなことまで、相手の癖というか何を伝えたいかという思いを反復しながら聞いてきたことでできる凄技だと感じてます。
田舎は言葉が足りなくて通じる社会
長い付き合いによって自然にできてきたものっていうのは凄いもので、親子みたいに生まれた時からの付き合いでなくてもできてしまうことがあるんです。
例えば、田舎の付き合いなんかはその中でも群を抜いているような感じがします。
家の中で今日は休みだからTVでも見てゆっくりして休んでいようとしてると、玄関のドアがいきなり開き「おーい、おるか〜」っていう近所のおじさんの声が聞こえます。
こちらも聞かれた以上答えますよね「今畑に行ったよ〜。」って。
うん!なんか変な会話ですよね。(笑)近所のおじさんは誰のことを聞いているのかはっきり言ってません。
でもね、こっちはおじさんが誰のこと聞いているのかわかるんです。答えは母親のことなんですけどね。これも反復的に会話してきた中で築いていった関係性なんでしょうね。
街に住んでいる人が来たら「よくわかるね〜」なんて声が聞こえそうなぐらい気心知れているんですよ。
気心知れた中でもはっきり言わないと伝わらない
気心知れた中でもはっきりと言わないと伝わらない時もあります。
床屋で仕事をしてるのはボクと母親と二人でやっています。さっきも話しましたが仕事も長い付き合いで、25年も一緒にやっているんです。
そんな間柄だし、お互いに言葉で言わなくても「あれ」「それ」「これ」で通じ合う中だと思っていました。
常連のお客さんが来店され、ボクがヘアカットを終え顔そりを母親に頼みました。そのお客さんは顔を剃らないのですが、眉毛だけは整えるんです。母親もそのことを知っていると思い「額を剃る時に眉毛の下は剃らないからね」とそのことだけ伝えました。
隣のお客さんのヘアカットしながら横を向くと、母親が剃らないはずの顔を剃っているんですよね。ビックリしたんですが、お客さんがいい人だったので「軽く剃って」と言ってくれて事なきを終えることができました。
気心知れてるしお客さんの事も理解してると思っていると、実は全く伝わってな事もあるんですね。
馴れ合いの中や、気心知れた中でも、大事な事はしっかりと相手が理解できるように言葉で伝えなくてはいけない事がわかりました。
何か大事な事を伝える時には、しっかりと理解してくれるように伝えま〜す。
それでは、また〜。
この記事の投稿者
乗本和男