遠鉄電車の店の広告が、山奥の救世主になって欲しい。

12月から遠鉄電車に張り出している店の広告は、僕の住む山奥の町の救世主になると思うんです。

15年前に小さな町の佐久間町は、浜松市に吸収合併されました。これから佐久間町に住んでいた僕たちも、浜松市民になるんだと、少し都会人になった嬉しさと不安があったんですよね。そして合併してからどんどん町は衰退して行き、気がついたら幼稚園・小学校・中学校・高校がだんだんと、なくなってしまう状態になってしまいました。

これだけ衰退して人がいなくなると、浜松市としても佐久間町を目の上の瘤ではないですが、少し邪魔な存在として感じているんです。それは当たり前で、人口の密集している旧浜松市を発展させるために、お金を投資することは大事なんですよね。人が住んでいない山奥の佐久間町に、お金を投資してもしょうがないってことです。

でも先日Blogに書いたように、佐久間町などの中山間地区に対して、浜松市は色々な制度を設けてくれているんです。この前は「ウェルカム集落」という自治会単位で、移住者を受け入れる活動している自治会に、市が支援するとう制度を紹介させてもらいました。それがこちらね。

この制度の他にも、まだ中山間地区に住みたい、または商売をしたい移住者に対して、市が支援してくれる制度もあるんですよね。でもそんな制度も、移住者を希望する人が、佐久間町という浜松市の山奥のことを、聞いたり見たりして知っていないと、選択することができないんですよ。

そんな時に遠鉄電車に貼ってある僕の店の広告が、少しでも人の目につき、佐久間町という名前に気がついてくれたら嬉しいんです。人って不思議なもので、僕の店の広告で佐久間町という名前を見たら、どこか頭の中に残っているもんなんですよ。そして子供を育てるのにいい環境だからと、山奥の静かな町に、住みたいなって考えた時に、頭の片隅に僕の広告から入ってきた、佐久間町という名前が浮かんで来てくれるかもしれないんです。

どちらにしても山奥の小さな町の佐久間町を知ってもらえるなんて、なかなかできないんですよね。だから少ない可能性かもしれないけど、僕が遠鉄電車に広告を出すことで、移住を検討している人に、佐久間町という名前を知ってもらうことができたら嬉しいんです。そんな気持ちで僕は、遠鉄電車に広告を出しています。
静かな町だけど、人の良い人が住んでいる佐久間町に、住んでみたいなって人が増えてくれたら嬉しいです。

 

 

 この記事の投稿者

乗本和男

浜松市の山奥にある佐久間町というところでフィフティーズな床屋 「ヘアーサロンノリモト」を営んでいます。フィフティーズ・ロカビリーが大好きで自然に囲まれながらロックな毎日を過ごしています。町の人に喜んでもらえる床屋を目指しています!
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