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子供頃の思い出の懐かしいクリスマスイブ
クリスマスというと子供の頃に店が忙しくて、親の仕事が終わるまで目の前にあるケーキに手をつけず我慢してきたけど、親を待てずに弟と一緒にケーキを食べた記憶があります。それに僕が子供の時って信じられないかもしれないけど、生クリームのケーキではなかったんだよね。
バタークリームしかなかったというか、生クリームが高すぎて食べれなかったのか、冷蔵保存が難しくて山奥では食べることができなかったのか、本当は分かりませんがバタークリームのケーキしか食べたことないから、これがクリスマスケーキだとずっと思ってましたもん。
でも流石に生クリームのケーキが山奥でも食べれるようになってくると、貧しい家庭の僕でも生クリームケーキを食べることができました。初めて食べた時には、世の中にこんな美味しいものがあるんだと、目を輝かせて食べたんですよね。都会みたいにケーキ屋さんがあっていつでもケーキを食べることができたわけではなく、生クリームのケーキを食べれるのは、年に一回のクリスマスしかなかったから、このクリスマスイブが来るのが凄く待ちどうしかったんだです。
そんなケーキも大人になってお酒を飲むようになったせいかは分かりませんが、あまり好んで食べることはありませんでした。どちらかというと生クリームケーキは食べなかったかな。子供の時とは違い甘いものが苦手になったんですよね。でも不思議に生クリームはダメだけど、餡子は食べれるんです。日本酒のつまみになるからいけるのかな。
クリスマスケーキを食べるのも、結婚して子供ができたらやっぱり変わってきました。子供に合わせてクリスマスをやるようになったんです。もうその頃は4人で店をやっていたので、時間も8時頃には終われたんですよね。だから家族みんなでケーキを食べたんです。子供たちと一緒に食べるから、ついつい食べすぎちゃう。若い頃はだから太っていたんだね。
そんな懐かしいクリスマスのことは、今でもこの日になると思い出します。近所の教会にクリスマスプレゼント交換に行き、500円以内のプレゼントを買ったり作ったり、みんなんで賛美歌を歌いまるでクリスチャンのようにクリスマスを楽しみました。純粋な子供の時ってイエス様とクリスマスが完全にリンクしていました。だけど今はクリスマス=ケーキを食べる日になったのが少し辛い。
それでは楽しいクリスマスイブをお過ごしくださいねー。
この記事の投稿者
乗本和男