フィフティーズな床屋, 床屋ネタ, 雑感
床屋はお客さんが居眠りする癒しの空間。
床屋って癒しの空間だと思うんです。
それはお客さんがいつも「こっくりこっくり」と居眠りをしちゃう人が多いからなんですよ。床屋椅子に座ってもらい、髪の毛をカットして少し話が途切れると、知らない間にこっくりこっくりと頭がぐらんぐらんに動くお客さんがいますからね。そんな姿を見ると、床屋ってお客さんの髪の毛をカットするだけではなくて、お客さんの疲れを取ったりして癒しているんですよね。
そんな癒しを求めているお客さんに、もっと床屋に来たら癒されてほしいと始めたのが「リンパ ハンド セラピー」なんです。このハンドセラピーは腕のリンパなの流れを良くして、手の平と甲にある反射区というツボみたいなところを刺激することで、体を気持ち良く元気にするものなんですよ。だから施術したお客さんはほとんどの方が、深い睡魔に襲われてぐっすりと寝てしまいます。
床屋なのになんでそんものをメニューにするのかなんて、たまにお客さんに聞かれることがあります。でもそんな時はしっかりと答えています「僕の店に来た時ぐらい疲れを取って、体を休めてほしいんですよね」って。これはこの床屋人生の中で1番感じていたことで、本当に体が疲れているお客さんが多いんですよ。だから床屋が癒しの場にもっとなってくれたら嬉しいなって考えています。
床屋という商売の特徴は、お客さんの体に触れるということなんです。この触れるという行為が、お客さんに安心感を与えて、知らない間に深い眠気を誘ってくるんですよね。マッサージ屋さんでもそうですしエステ屋さんでもそうですよね。体に触れることで安心感をもたらして、気持ちをリラックスさせているんです。
そして僕がいうのもなんですが、意外と僕の指は短いものの、手のひらは厚く柔らかいんですよ。だから「リンパ ハンド セラピー」をお客さんに施術する時に、この柔らかい手の平がお客さんの腕と手に触れることで、安心感を与え気持ちのいい時間を過ごしてもらえるんですよね。
お客さんに「床屋に髪の毛をカットしに来たけど、床屋は疲れを取ってくれる癒しの空間だな」って言ってもらえるように「リンパ ハンド セラピー」でお客さんの体を元気にしていきたいと思います。
この記事の投稿者
乗本和男