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秋の食材の王様、里芋がいよいよ畑で採れ始めました。
僕は根っからのイモ兄なんです。山奥に住んでいることもあるんだけど、自分の畑で取れる野菜のほとんが、芋関係のものが多いんですよね。昔は田舎者のことをイモって言ってました。僕なんか名古屋に修行に、山から出て来たイモ兄でしたからねー。イモ兄だけに当時の失敗のエピソードがあまりにも多すぎて、ここでは報告できないくらいです。
まーそんな話しはどうでもいいんだけど、秋も本格的になってくると、またひとつ美味しい旬の野菜ができるんですよね。それは僕が秋になって1番楽しみにしている、芋の中の王様の里芋なんです。他のイモとは違いなんとも言えない食感が、僕の食欲をそそるんですよね。なんと言ってもあのヌメリです。あのヌメリと食べ応えのある食感がたまらないんですよ。
そんな里芋は毎年の春4月〜5月の間にいつも畑に植えます。そして肥料をやり草を取り(僕じゃなくて母親がやるのですが)美味しくなるように、祈りながら育てていきます。その間の僕の仕事は、草刈りで周りの草を刈り取り、その草を肥料がわりに里芋の根本におくんですよね。そのことで草も生えないし、良い感じで里芋が育ってくれるんです。
ただ里芋ってめちゃ大好きで美味いんだけど、掘り起こしてから食べるまでが大変なんですよ。昔は他界した僕のおばあちゃんが、里芋を洗う時にはタライを使い、木の板を上手く回して外の皮を洗い取っていました。でも今ではイモ専用の洗濯機があるんですよ。そのおかげでかなり手間がかからなくなりましたが、やはり美味しいものは手間はかかるもの、そのあと包丁で小さな石や皮を剥いて取るのが大変なんですよね。
里芋にも色々な種類があるんだけど、僕は1番メジャーな唐芋(とうのイモ)が大好きで、こればかり畑で作っています。そして大好きな食べ方は、塩茹でしただけの里芋を食べるのも好きだけど、やっぱり醤油や味噌で作る里芋の煮っころがしが好きなんですよね。油を気にしない時には、これに豚肉を入れて食べてました。里芋って油と相性が良いんですよ。
それにこれからは鍋が美味しくなりますよね。楽しみだなー!もう大好きな里芋が活躍する場面がいっぱい増えます。今朝も小さな里芋を味噌汁の中に入れて食べました。これからどんどんできる里芋を、お腹いっぱい食べたいと思います。
この記事の投稿者
乗本和男