フィフティーズな床屋, 暮らし, 雑感
今年の猛暑は、夏に強い蚊ですら生きていけない。
今日のお客さんとの会話の中で出て来た言葉が「今年の気候はおかしいよね」なんですよ。梅雨が短かったり、台風がいきなり逆方向こうから攻めて来たりね。こんな珍しい(これからは珍しくない)気候の変化がこれからも続くと、今まで統計を取ってきた気象庁も、過去のデーターが使えないから予想するのに大変だろうななんて考えてしまいます。
田舎のお客さんとの会話で1番大事なことが、畑の野菜の生育の状態なんですよね。もう必ず時期が来ると「お母さんは、もうタネを蒔いたか?」とか「じゃが芋は収穫したか?」とかね。自分の畑はこうしたらから、早くやったほうがいいよって心配してくれるんです。それに僕の家の畑の出来具合が悪かったりすると、出来なかった野菜をわざわざ持って来てくれたりするんですよね。
そんな畑を第一に気にするお客さんたちが、今年 いの一番に言った言葉が「里芋が枯れてダメだ」だったんです。畑に水道を引いたりして水をいつも撒けるところはいいんですけど、引いてないところは自然のシァワーを待つしかないんですよね。そのくらい今年は強い陽射しと日照りが続いて、大事な畑には良くないんですよ。
でもねそんな畑の辛いにニュースとは逆に、お客さんが喜んでいることがあるんです。この日照りで暑い毎日が続くのに良いこともあるっていうですよね。その良いことというのが、夏になると僕たち人間の血を吸う蚊ことなんですよね。その蚊なんですが、今年は例年に比べて少なっていう話しなんですよね。
その理由がこの暑さによるものなんじゃないかと言われているんです。この暑さで梅雨の時期に雨があまり降らなかったために、水たまりの水が干上がってしまい、蚊の幼虫が成長することが出来なかったんでしょうね。実際に猛暑日が続いた日が多くありましたし、これが原因みたいです。
それに蚊って、暑日が続ければどんどん元気になると思っていたけど、元気な蚊も35℃を越えると、活動しなくなるみたいなんです。そして猛暑が続くと死ぬみたいなんですよね。流石に夏に強い蚊も、今年の暑さには参ってしまっているようです。
この猛暑を我慢してるだんもん。少しは良いこともないとね。
それではまたー。
この記事の投稿者
乗本和男