お祭りは若いうちが花。でも年齢なりの楽しみ方もある。

いよいよお祭りが近くなって来ました。毎晩のようにお囃子を教えに神社に行っているのですが、若い頃みたいにウキウキしないんです。というより神社に行ってしまえばいいのですが、仕事が終わってから神社に登っていくののが面倒になって来たんですよね。これが歳を取ったということなんでしょうかね。

若連の解散

僕の町のお祭りは、町勇連というお祭りの余興を担当する若連(33歳まで)という組織があったんです。でも10年ぐらい前にその若連が2人しかいなくなり、自治会にやって欲しいと言って来たんですよ。そこで自治会というより有志のみんなで新生町勇連を作ったんです。

年齢は70歳まで、一気に上がりました。そしてお祭りの余興のほとんどを60代の人がリーダーとして始めたんですよね。初めにうちはみんなノリノリで頑張ってやっていましたが、毎年毎年 同じ人が変わらず何年もやるようになってしまい、お祭りを頑張っている人が疲れて来たんですよ。これからどういった形にして続けていけばいいのかが、大事になって来るなって考えています。

年齢と共に祭りから離れていく

そんなお祭りですが、僕も若い頃は三度の飯よりもお祭りが好きで好きでたまらなかったんです。当時消防団(消防団はお祭りの警備を担当していて騒げない。退団が39歳になる年齢)を終えるとまだ40代なのに、お祭りの余興から離れて静かになってしまうんですよね。だからせっかく自由にお祭りができるのに、もっとお祭りに参加して楽しめばいいじゃんて思っていたんです。

でも自分がその年齢になって初めて分かるんですよね。あれだけ若い頃は酒を飲んでぶっ騒いでいたのに、40代を超えて来るとそれができなくなって来るんです。これは気持ちもあるかもしれないけど、年齢なんだなって。騒げばいいじゃんて言われるけど、それができない。自分が若い頃に消防団を終えたお客さんにいつも「騒げばいいじゃん。お祭りだにぃ」って言っても、なかなか騒げなかった先輩たちの気持ちが分かって来ました。

歳をとったなりの楽しみ方を考える

そんな話をお客さんにすると必ず「お祭りは若いうちが花」って言われる。確かに僕もそれを感じてます。でもねだんだんと面倒で、それほどウキウキしなくなってもお祭りが好きなことは確かです。だから若くはないなりに楽しみ方をもっと考えればいい。自分の町のお祭りだもん、歳をとったなりに楽しみ方があるはずだよね。これからはそれを見つけて楽しんで行きたい、そんなことを感じました。

 この記事の投稿者

乗本和男

浜松市の山奥にある佐久間町というところでフィフティーズな床屋 「ヘアーサロンノリモト」を営んでいます。フィフティーズ・ロカビリーが大好きで自然に囲まれながらロックな毎日を過ごしています。町の人に喜んでもらえる床屋を目指しています!
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