97歳のおばあちゃんを天国に見送って来ました。
こんにちはー。
おばあちゃんみたいに長生きしないとねー。
一昨日の月曜日に嫁さんと久しぶりに晩御飯でも食べようかと言って、ゆっくり温泉に入りそれから浜北の方に食事に行ったんです。
店に着いたらいきなり電話が鳴り響きます。
出てみるとおばさんから「今おばあちゃんが息を引き取ったからね」という連絡だったんです。
もう何回か入院を繰り返してあまり良い状態ではなかったのですが、まさかこんなに早く亡くなるとは思いもよりませんでした。
食事を早く済ませ、そのまま浜松市水窪の親戚の家に行き、病人として帰宅するおばあちゃんを迎える準備をしたんです。
0時半におばあちゃんが到着し、近所の人と和尚さんと4人で布団のまま持ち上げて、布団の引いてある部屋まで連れて行き寝かせました。
不思議なもので小さい体のおばあちゃんが、なんかその時はすごく重たく感じたんですよね。
布団に寝かしたのはいけど枕のせいでしょう、顔の向きがどうしても左を向いているんです。
しょうがないのでボクが上むきで寝ているおばあちゃんの首を持ち上げて、真っ直ぐ上を見るようにしました。
その時におばあちゃんの首を持ちながら、おばあちゃんに触れたのは小学校以来かなって考えてたんです。
小さい時は親戚のうちに来ると甘えておばあちゃんの膝の上に良く座ったものでした。
それから40年ぶりに体に触れたんです。
首を持ち体に触れた時からなんか知らないけど、おばあちゃんとの思い出が蘇って来たんですよね。
おばあちゃん、いつもボクの体を気にしていてくれたんです。
5年前にもそうでした。
もう自分は90歳を超えてあまり体も上手く動かないのに、ボクの心配をして少ししかもらえない年金から「これは体にいいから少しずつ飲みなさい」って地元で取れた高価な「はちみつ」を送ってくれたんですよね。
そんな自分のことよりも孫のことまで心配してくれた優しいおばあちゃん。
自分の息子がボクの父親を含め3人いたんだけど、みんな先に亡くなったんだよね。
いつも「辛い辛い」って言ってた。
そんな思いがあるからボクのことを余計に心配してくれるんだろうなって考えてました。
そんなおばあちゃんが97歳で旅立ちました。
仏様になったおばあちゃんを見た時、きっとボクの親父やおじさん達が迎えに来てるんだるなって考えると、もう「辛い辛い」って言わなくても済むから、きっと寝顔で笑ってるんだなって感じたんですよね。
ゆっくり休んでね、水窪のおばあちゃん。
この記事の投稿者
乗本和男