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「白髪ぼかし」を使い、白髪染めを徐々にやめていく方法。
まずヘアカラーはアレルギー反応のチェックから
田舎のお客さんはヘアカラーもオシャレ染より白髪染め方が多いんです。まーそれだけお年を召されてる方が多いということですよね。白髪染めには色々な種類があるのですが、1番に気をつけないといけないのがアレルギー反応なんです。化学物質だけではなく天然素材を使ったものもあるのですが、どんなのものでも1度はそのヘアカラーにアレルギー反応をしないかということをチェックしなくてはいけません。これを怠るとアレルギー反応が出た時に恐ろしいことになってしまいます。市販のヘアカラーを使う時も一緒で、必ず使う前に説明書を読み、アレルギー反応のテストを行ってから染めてくださいね。(ヘアカラーのかぶれについて。)
そんな白髪染めをしているお客さんが僕に「おいおい、白髪染めをしてるけど、いつになったらやめた方がいいのかな?」って言ってきたんですよね。こんなことを聞かれると、僕はいつもお客さんに言うです「僕は永遠に染めてもいいと思います。ただお客さんが毛染めをした自分の姿を見て、似合わないなって感じたらやめてください」って。
女性の長生きの秘訣は、若くいたいと思う気持ち
男性はやけに体裁とか考えるけど、女性を見てやってください。80を超えても綺麗に若くいたいから、化粧を一生懸命に塗って、おばあちゃんになりたくないから髪の毛も真っ黒く染めてるじゃないですか。そんな気持ちや考え方が、いつまでも健康で若く長生きできるんだろうなって思っているんです。だからお客さんがいつまでも若く元気よく長生きしたかったら死ぬまで白髪を染めてほしいんです。まーなかなか男性でそこまでやる人はいませんけどね。でもそのくらいの気持ちがあったら、きっと女性と同じようにいつまでも元気でいられるんですよね。
白髪染めから白髪ぼかしに変えてる
そうはいってもお客さんに聞かれたら、しっかりと答えないと不安になってしまいますからね。そんな時は「僕は70歳が、白髪を染めるのをやめるかどうするかの境目だと考えています」と言っているんです。70歳になると自動車運転免許もシルバーマークをつけますし、前期高齢者と位置づけされます。65歳〜74歳までを言うみたいなのですが、70歳はそこの丁度真ん中です。高齢者と言われて「まだまだと考える人は毛染めをやり続けたらいいし、もう高齢者だと考える人は白髪染めをやめてしまえばいいんですよね」だから70歳ぐらいが判断の基準なんです。
でもいきなり黒から白に変わるのも極端すぎるので、そんな時は白髪ぼかしをオススメさせていただいています。白髪ぼかしって白髪をグレーにして白髪を目立たないようにするんです。本当は少し白髪が気になってきた40代の人に良いのですが、白髪染めをやめる時に自分自身も周りからも違和感がないような感じでやめて行けるのでいいですよ。ただ白髪ぼかしをやってお客さんが「この白髪ぼかしいいな」って気に入ってやり続けることが多いので、それも楽しみにしてくださいね。今日は、いつ白髪染めをやめたらいいかと言うお客さんの質問に、70歳でやめたい人は「白髪ぼかし」に切り替えましょうという話でした。
それではまたー。
この記事の投稿者
乗本和男