フィフティーズな床屋, 仕事観, 床屋ネタ, 雑感
僕がお客さんの心に残る床屋になれて嬉しい。
僕が1番嬉しいのは「乗本和男に髪の毛をカットしてもらいたい」とお客さんに心の中で思ってもらえてることなんです。お客さんの肌や髪の毛に触れ、約1時間の施術の中で会話を楽しみ、お互いに意思の疎通ができ共感して、初めて僕とお客さんの間に信頼関係が生まれるんですよね。
ルーマニアからのメール
そんなことを感じながら仕事をしてるのですが、今年の4月に仕事の関係でルーマニアに転勤になったお客さんがいるんです。今までも、世界にある支店に転勤で行ってはいたんですが、今回は会社として初めて旧共産国に会社を設立したので、今までとは違いなかなか日本に帰って来れないかもしれないと言っていたんですよ。
飛行機を乗り継いでの12時間のフライトなんで、個人的にもそう簡単には帰国できずらい国の距離なんですよね。そんなお客さんから僕のブログの「お問い合わせに」メールが入っていたんです「6月23日予約できますか?」って。あれ!ルーマニアに行ったからもう、なかなか帰って来れな言っていたけど来れたんですね。早速に予約を入れさせてもらいました。
もちろんルーマニアにも床屋も美容室もあるんですから、仕事の休みに行けばいけるのです。もっと他の大事なことに時間を使うんではなく、貴重な短い滞在時間の一部を僕にヘアカットしてもらうために使ってくれたんですよ。僕がお客さんの心の中に残っていて、来店してくれたんですよね。本当に嬉しかったです。
お客さんの心に残る僕
そして全国ツアーに忙しく飛び回っている和太鼓集団「志多ら」のメンバーが来店してくれました。今回は沖縄・九州でワークショップと公演に約1ヶ月ぐらい行って来たんですよね。そんな長旅の仕事に行って髪の毛を伸ばしてカット椅子に座りながら僕に「髪の毛が伸びたから向こうでカットしようと思えばできたけど、やっぱりカットするなら乗本さんにして欲しかったんです」と言ってくれたんです。
嬉しくて「ありがとうございます」って素直に声にしちゃいました。お客さんの心の中に残っていることが、本当に嬉しかったからなんですよね。やっぱり床屋をやっていて1番嬉しいのは、お客さんの心の中に僕がいるってことです。これからもそんなお客さんが増えるように仕事を楽しんでいきます。
それではまたー。
この記事の投稿者
乗本和男