生活が豊になると、音楽や好みの色が変わって行く。

僕の大好きな好きな50s(フィフティーズ)カラーの淡い色は、周りを穏やかにそして暖かい雰囲気にしてくれる感じがするんです。フィフティーズっていう時代は、ロカビリーに象徴される様な不良とか暴力というものが、1番初めに頭に浮かぶのですが、本当は穏やかな時代もあったんです。

1955年からのアメリカは成長期

でもただフイフティーズという時代を考えてみると、アメリカの成長期の時代なんですよね。1955年から1963年ぐらいまで(ビートルズがメジャーになるまでをフィフティーズと読んでいます)ベトナム戦争が始まるまでがそうなんです。

そんな時代と共に音楽も変わっていったんですよ。1955年に「暴力教室」という映画で使われたロック アラウンド ザ クロック という曲がヒットして、ロカビリー&ロックンロールが若者の間に流行ったんですよね。

生活が豊かになると穏やかな音楽や色が好まれる

その頃の若者の心や社会の情勢があまり良くなく、みんなが不平不満に満ち溢れていたんでしょうね。今でいうロックというある意味暴力的な音楽は、1955年から1958年頃までロカビリー&ロックンロールという音楽から流行したんです。そしてこの時代を代表するカラーに、赤とか黒が流行っていたみたいなんですよね。

1960年になると社会情勢も落ち着き、若者の心も穏やかになって来たんでしようね。音楽もロカビリーやロックンロールからポップンロールの曲に変わって来たんです。激しいリズムから穏やかなリズムの曲に変わって来たんですよ。

好まれる曲が変わってくると流行るカラーも変わるんです。過激な黒や赤とか原色が流行った1958年頃までから一変して、淡い柔らかいカラーが好まれる様になって来たんです。僕もロカビリーとかロックンロールも好きなんですけど、どちらかというと穏やかなポップンロールの方が好きなんですよね。

淡い色は気持ちを穏やかにしてくれる

そしてこの淡い色は不思議に自分の気持ちを穏やかにしてくれるんです。自分の心の中に何か反発とかあると、きっと好きな色は原色とかが好きになるんだろうなって感じます。僕の店の中は賑やかそうだけど、淡いグリーンのドアや淡いピンクの長椅子などのおかげで、穏やかな気持ちで仕事ができるんですよ。

1960年前後のアメリカの成長を見ると、やっぱり経済が良くなると心も穏やかになり、不満がなくなり人に優しくなって、それに並んで好まれる色や音楽も変わっていくんだなってこと思いました。だってみんな攻撃的な生き方より、穏やかな生き方の方が良いですもんね。

それではまたー。

 この記事の投稿者

乗本和男

浜松市の山奥にある佐久間町というところでフィフティーズな床屋 「ヘアーサロンノリモト」を営んでいます。フィフティーズ・ロカビリーが大好きで自然に囲まれながらロックな毎日を過ごしています。町の人に喜んでもらえる床屋を目指しています!
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • 0 follow us in feedly

ページ最上部へ