「山の中でも生活できる」そんな町を作りたい。

こんにちは。
浜松市の理容師 乗本和男です。

若者の流失

佐久間町も浜松市と合併する少し前まで、地元に企業がいくつかあったんです。そしてそこには若者や女性の方が働ける場所があったんですよね。でも色々な社会情勢の中で撤退をすることしかなくなり、だんだんと減り今では全くと行ってもいいほど企業は無くなってしまったんです。

働くところがないと当然生活ができなくなるワケですから、ここには住んでいることができないんですよね。ましてこれから中学・高校と進学を考えている若い親達は、子供と自分の仕事のことを考えて、同級生の沢山いる街の学校へ転校しながら、自分の仕事にも容易に通える場所へ引っ越してしまうんです。

そうしていくと、若い人と子供達が少なくなり、そのことに敏感な他の若い世代の人も、町への引っ越すことをだんだんと視野に入れていく様子がみえて来ました。本当に思うのが商売でもそうですが、下火になり転がり落ち出すと、落ちるところまで落ちないと止めることができ無くなってしまうんですよね。

町を盛り上げて行きたい

全てが悪循環にに動いてしまい良い回転には変化しづらいんですよね。でもそんな転げ落ちるように悪化していく町に住んで、できたらこの町を盛り上げて行きたいと考えている人たちもいるんですよ。

古民家を貸してもらい、NPOとの連携で古民家カフェみたいのもを作り、地元の交流の場とか県外からも来てもらえる店を作りを計画している地元の有志もあるんです。それに僕の隣の水窪町に住んでる小松屋製菓店の小松さんは、地元に新しい風を入れたと考えていて、NPOを立ち上げ水窪町外から来て住んで生活をしてもらいたいと頑張っているですよね。僕も小松さんが来店してくれるたびに新しい刺激を受けているんです。

やはり色々と考えることはできるんですよ。中には良いアイデアも浮かんでは来ます。でもなかなか行動に移すのが難しいんですよね。この行動につなげるのに凄いエネルギーがいるんですよ。

この町で商売できて生活ができる環境を作りたい

その前に飛び交っている色々な情報を吸収して、自分の町で何ができるのか考え。そしてこれが1番大事なんだけど、ここで商売をやって生活をしていける場所を作って行きたいなって考えているんです。例えば僕の住んでいる浦川は鮎の町としていくつかの旅館があったんです。ほとんど廃業してしまっているんだけど、この旅館の空き家を頂いて、泊まることができるレストランができらた良いなって考えているんです。

そして浦川を中心にして、僕のやってる「秘境駅ツアー」とか「中央構造線ツアー」とかここでしか味わえない楽しい企画を絡ませて、お客さんを安定して呼べる店ができたら良いなって考えています。それをよそから来て、店をやりたいという人に譲渡していき、ここで生活をしてもらいたいんです。

まだまだ何も手についていない状態です。今年はこんなことを考えて、少しでも実行していけたらなって思います。

 

 この記事の投稿者

乗本和男

浜松市の山奥にある佐久間町というところでフィフティーズな床屋 「ヘアーサロンノリモト」を営んでいます。フィフティーズ・ロカビリーが大好きで自然に囲まれながらロックな毎日を過ごしています。町の人に喜んでもらえる床屋を目指しています!
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