ご飯を炊く時に少し入れるだけでモチモチ感がアップする、進化した炭水化物の麦飯。

こんにちは。
浜松市の理容師 乗本和男です。

ミッドウェイ海戦の話

僕の店のお客さんの中にはまだ第二次世界大戦をリアルに経験している人がいるんですよね。そんな辛く悲しい戦争のことを昔はいっぱい聞いたものです。特に凄かったのが実際にミッドウェイ海戦に行ったことのあるお客さんの話しを聞いたことでした。

そのおじいさんはもちろん海軍で、ミッドウェイに行くまでラバウルという南方の島で待機をしていて、日本海軍の空母から出ていく爆撃機がミッドウェイの基地を攻撃した後に、上陸するように後から輸送船に乗って行ったらしんです。しかしアメリカ軍に逆にやられ、またラバウルまで命からがら輸送船で逃げて来たらしいんです。

戦争の時の食べ物

その時の戦争と逃げて来た時に起こった色々なことの話が凄すぎて、仕事も忘れて聞き入ってしまうぐらいだったんですよねー。そして戦争時の食料のことを話したんです。
戦戦地では食べるものがなく、何でも食べれるのなら口の中に入れたと聞いたことがあります。食べたものはあまりにもエグイので書くのはやめておきます。そんな戦争中の内地(日本国)でも食糧難で食べるものがなかったんですよね。

ジャガイモやさつまいもなど、栄養感が高く腹持ちがいいのもが好まれて食べられたんですよね。そして戦時中はなかなか米が手に入らなかったみたいなんですよ。そこで作られたのが麦なんですよ。

マズイと思っていた麦は進化して美味しかった

日本本土が爆撃を受けてしまって、食料を調達するのが大変だったんですが、配給という制度ができて各家庭に配られたんです。その時も米のもらえる量が少なく、育ち盛りの子供がいる家庭では足りなかったんですよね。

うちの母親に聞いても同じことを言ってました。そんな少ない米の配給を増やすように工夫したのが、麦を混ぜることだったみたいなんです。麦は米とは違い場所を選ばす痩せた土地でも育つので作りやすかったんでしょうね。
だから母親は子供の頃に、米より麦の多いご飯をよく食べていたって言ってましたもん。当時の経験をしたお客さんに麦のことを話すと「麦なんかパサパサでマズイよ、」なんて言っていたので僕の頭の中には「麦=まずい」だったんです。

そんな時に母親がご飯を炊く時に麦を入れて炊いたんですよ。それを見て「何で麦を入れたよ」って言っちゃいました。だってお客さんに麦はマズイと聞いていましたからね。「でも食物繊維が豊富で体に良いから食べて見な」と言われ食べたんです。

そしたら、なにーこの食感!モチモチしてめちゃ美味しいんですよね。「めちゃ美味いじゃん」て言ったら「今の麦は美味しいだに」だって、これだけ美味しかったら、麦入りのご飯を食べていいなって思いました。麦も知らない間に進化して、美味しくなっていたんですねー。

それではまたー。

 この記事の投稿者

乗本和男

浜松市の山奥にある佐久間町というところでフィフティーズな床屋 「ヘアーサロンノリモト」を営んでいます。フィフティーズ・ロカビリーが大好きで自然に囲まれながらロックな毎日を過ごしています。町の人に喜んでもらえる床屋を目指しています!
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