フィフティーズな床屋, 志多ら, 雑感
和太鼓 志多ら のメンバーのヘアーカットをさせていただいて30年、今、感じたこと!
こんにちは。
オールディーズが大好きな 浜松市佐久間町の理容師 乗本和男です。
「和太鼓集団 志多ら」
今でこそ有名になり、ツアーやイベントでは多くのお客さんを動員するくらいの、人気和太鼓のプロ集団になりましたが、結成した当時から数年は、食べるものにも困っていたくらいに大変だったと記憶しています。愛知県東栄町に移住して、東園目の小学校跡を使い、和太鼓の猛練習を日々行い、近隣の住民から町の中にも、その姿に心を打たれ、多くの方が応援をしてくれて、だんだんと今の形になって来たんですよね。
僕もこちらに帰って来てから、直ぐに志多らのメンバーが来店してくれるようになり、本当に初期のメンバーからずっと30年くらい、ヘヤーカットをさせていただいています。さすがに流行りとかヘアースタイルにはあるので、すごく難しいことですが、30年間もやらさせていただいていることに感謝しています。ただ僕が他のヘアーサロンと違うところは、志多らのメンバーのヘアースタイルを30年間やらさせていただいていることです。
これだけ長い年数の間、志多らのメンバーのヘアーカットをさせていただいていると、どこをどうしてほいしのかってことが、よくわかるんです。その1つに、志多らはステージでハチマキをします。その時に髪の毛が良い具合に収まるようにしたいんです。これって簡単なようで、ちゃんとメンバーにどんな感じでどこにハチマキが来るのか、そして角度は。そんなことを聞き続けて来たので、何をどうしたいのか分かるんです。
先ほど書いたように、志多らの基本は昔と変わっていません。というかそのヘアースタイルが志多らなんですよね。ですからメンバーを卒業した先輩が、こんなヘアースタイルをした時に、どこをどうカットしたら、カッコよく収まり、より志多ららしい感じになるのか、ちゃんと僕に教えていってくれているんです。教えていってくれたとういうより、一緒に作っていったって感じでしょうか。
先日も志多らのメンバーである澤田くんが、来店してくれました。撮影やステージの時のヘアースタイルを、こんな感じにしたいんだけど、どこをどうしたら収まりがいいのか、相談しながらヘアーカットに来てくれました。先輩からは「困った時は、乗本さんにいけ」と言われたみたいなんです。それに今まで澤田くんは、わざわざ遠くの美容室に行っていたみたいなんですけど、僕のことが気に入ってくれて来てくれます。
澤田くんが言いたいこと、伝えたいことが僕にはわかるんですよね。それは先ほど書いたけど、何十人という志多らのメンバーのヘアーカットをして来ました。そのメンバーと一緒に作って来たヘアースタイルが、今もメンバーに生きているんです。ヘアースタイルの流行りは変わっていっても、志多らのヘアースタールにとって大事なことは、何も変わってないんですよね。
これからも 和太鼓 志多ら を公演からヘアースタイルから応援していきます。
この記事の投稿者
乗本和男