浦川の清流に響き渡る、鮎の稚魚を守る鉄砲の空砲!

こんにちは。

オールディーズが大好きな 浜松市佐久間町の理容師 乗本和男です。

いよいよ鮎の稚魚の放流が始まりました。その理由は、昨日ハニーディップのウッドフェンスを設置の準備をしていたら、川の方から鉄砲を打つ大きな音がしたんです。これは鉄砲の空砲の音でして、鮎の稚魚を食べにくる川鵜を追い払う、空砲の音響なんですよね。ボクらでもドキッとするような多くな音だから、川鵜なんて近寄っても来れないんじゃないかな。これも毎朝、浦川漁協の組合員の方が早い時間に川鵜が来るので、スイッチを押しにいくんです。本当に追い払うってとても大変なんです。

(昨年の鮎です。)

ボクが子供の頃は、こんな川鵜が来るなんてあまりなかったんです。でもその代わりに、ボクたちがテンカラで、鮎の稚魚を釣っていたんです。もちろん子供だけではなくて、大人も一緒にザコ釣りと称して、鮎の稚魚を釣りまくってました。ただ雑魚はほとんどかからずに、鮎の稚魚ばかりがかかり、家に持ってきてはおばあちゃんに天ぷらにして揚げてもらい、熱々をいっぱい食べた記憶があります。

(昨年の鮎です。)

それから段々と漁協の資産も減ってき、鮎の稚魚の値段も上がり、簡単に稚魚が釣れるテンカラは中止になってしまったんです。ボクなんか、家の前の大千瀬川でテンカラをしたりすると、多い時には100匹くらいの稚魚が釣れたんです。そんなことをやっていると、どんどん稚魚が少なくなってしまいそうな感じがしますが、当時は今の3倍近くの稚魚を放流していたので、いくら稚魚を釣っても、解禁以降は鮎の成魚もいっぱい釣れたんですよね。

だから稚魚の価値が上がり数が少なくなり、こうやって解禁日前に大事な稚魚がいなくならないよううに、多くの天敵から守っているんですよね。今ではこの空砲の音も、夏の訪れを感じさせる季語になりそうです。あと1ヶ月と半月でいよいよ鮎の解禁日になります。浦川の鮎釣りを楽しみにしているファンの方、今年も昨年同様に釣れることを祈っています。また情報が入ってきたら、お知らせしますね。

 この記事の投稿者

乗本和男

浜松市の山奥にある佐久間町というところでフィフティーズな床屋 「ヘアーサロンノリモト」を営んでいます。フィフティーズ・ロカビリーが大好きで自然に囲まれながらロックな毎日を過ごしています。町の人に喜んでもらえる床屋を目指しています!
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