昨日の晩は、悲しい別れをして来ました。辛くて悲しくて涙が出ました。

     こんにちは。

オールディーズが大好きな 浜松市佐久間町の理容師 乗本和男です。

昨日はお世話になった同級生のお父さんが旅立ち、通夜に行ってきました。おじさんに最後に会ったのは昨年の暮れです。その時は色々と懐かしい話をして、帰り際には「風邪をひかんでよ」って、お願いして別れたんです。それが今年に入り、おじさんの友達の葬儀に行き、風邪をこじらせてしまい、お風呂でつくなってしまったんです。その時は一命を取り留めたのですが、意識を失い気が付いてからは、体力が無くなり食事もできなくなり、地元佐久間病院で衰弱して旅立ったんです。

おじさんとは息子が同級生ということもあり、高校の時には毎日のように家に上がり込んで、麻雀をやりまくってました。仕事から帰ってくるとおじさんも参加して、一緒に楽しんだんですよね。いつも熱くなって最終電車に間に合わず、飯田線を歩いて帰ったものでした。休みの前には徹マンになり、いつもおばさんが夜食の握り飯を作って、部屋に持ってきてくれたんです。

それから高校野球が好きで、地元佐久間高校野球部の応援にはいつもいって、監督宛らのアドバイスを送っていたんですよね。ですから野球でも繋がっていたおじさんは本当に顔が広かったんです。ボクも社会人になり、実家の跡を継いでからも、ずっと髪の毛をカットさせてもらっていました。懐かしい話は何度も繰り返されて、楽しかった思い出にいつも浸かってました。本当に博打と野球が好きなおじさんだったんですよね。

コロナ禍になり、ボクの店が大変だと感じて「こんな時に和男を助けにゃ、いつ助けるだ!」って言って、いつも通ってくれたんです。そんな勝負師のおじさんも、ボクの同級の息子が、病気で3年前に他界してからは、めっきり弱気になり、同級生の息子の話をすると、涙を流すくらいに弱くなってしまったんですよね。その悲しさと昨年の年末に旅立った友達のことで、精神的に参っていたんでしょうね。

風邪をひいた途端に一気に弱くなってしまったんです。これでまたボクを応援してくれる強い味方がいなくなりました。本当にショックです。昨日の通夜にはじっとおじさんの顔を見ては、涙を流していました。あれだけ先に旅立った息子の代わりに、長生きをしないといけないっていったのに。いつかは来ると分かっていましたが、来てみると辛過ぎて言葉が出てきません。

今日は荼毘されます。きっと先だった同級生の息子が迎えに来て、向こうの世界で麻雀をみんなで楽しんでいるでしょう。オレもいつかいくから、その時には、また卓を一緒に囲もうね、おじさん!ご冥福をお祈りします。

 この記事の投稿者

乗本和男

浜松市の山奥にある佐久間町というところでフィフティーズな床屋 「ヘアーサロンノリモト」を営んでいます。フィフティーズ・ロカビリーが大好きで自然に囲まれながらロックな毎日を過ごしています。町の人に喜んでもらえる床屋を目指しています!
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