フィフティーズな床屋, リーゼント, 仕事観, 床屋ネタ, 雑感
ちょっとした観光スポットになりつつある、佐久間町浦川の床屋 へーアーサロン ノリモト!
こんにちは。
オールディーズが大好きな 浜松市佐久間町の理容師 乗本和男です。
「すいませーん、今日の夕方、予約空いていますか?」
電話の向こうから聞こえる、20代のお客さんの声、声を聞くとほとんどのお客さんの顔が浮かんでくるんだけど、今回は浮かんでこなかった。ということは新規のお客さんなんです。ボクの店に来てくれるお客さんのほとんどが、リーゼントの愛好家の人が多いんですよね。でもなかなか20代でリーゼントを愛しているって方は、本当に少ないんです。ですから予約を受けた時に、どんなリーゼント愛好家が来店してくれるのか楽しみだったんです。
予約の時間が来てドアが開くと、「こんにちは」元気な声で、1人ではなく何人かの団体できたんです。その人数は3人でした。1番背の高いイケメンの若い子が、電話をくれたお客さんだったんです。お客さんをカット椅子に座らせながら、なんで予約をしてくれたの?って聞いてみたんです。だってお客さんを見ても、リーゼントの愛好家でもない感じだし、年齢もかなり若い感じがしたからです。
でもそんな質問を投げかけたら、待合で待つ1人の人が、「佐久間の浦川に名物床屋があるということで、行ってみよう」ってなったんです。って答えてくれたんですよね。「えーーーっ、そうなだ!」ボクの独自性が名物になっていることに、かなり動揺しましたが、これって自分でも少し嬉しい響きでもあるんですよね。この3人はいつも行動を一緒にしているみたいなです。この時代のアメリカンカルチャーは、あまり興味ないし、知らないようでしたが、1人の人がクールスが好きで聴いているって言っていたんです。
その人がきっと「行ってみようぜ」的な感じで、みんなを連れてきてくれたのかなって感じました。さてへースタイルは、スキンフェードには少し寒いと行くことで、2mmのバリカンを入れて、フロントツーブロックのサイドバックポンパドールにしました。リーゼントは少し拒否感があったので、言葉を変えて言ってみたんです。
そしたらポンパドールのサイドバックに決まりました。お客さんは背も高くイケメンなんで、本当はビシッとリーゼントポンパドールにしたかったんですが、さすがに新規ということで、今回は抑え気味に作ったんです。
でもこうやって、SNSやブログを通して興味を持ってもらい、ドライブに行こうぜ的な感覚で、床屋に来てくれたら嬉しいです。なんか観光名所じゃないけど、名物床屋に慣れて嬉しかった。「またお願いします。」なんて社交辞令で言ってくれたけど、またドライブついでに予約を入れてくれたら嬉しいです。
この記事の投稿者
乗本和男