仲の良いロカビリーブラザーズがご来店!いつもありがとうね。

こんにちは。

オールディーズが大好きな 浜松市佐久間町の理容師 乗本和男です。

この令和の時代に、ノスタルジーな世界観が人気が出で、ボクの大好きなヒーローやアンティークな家具などのミッドセンチュリーが流行ったんです。なんといってもこれが凄い!今までに無かったスーパースター エルヴィス・プレスリーの伝記映画が公開されたことです。ただ悲しいかな日本の地方の映画館では、それほどの話題性が広まらず、早い段階で上映が終わってしまいました。でも世界では大ヒット上映だったんです。そんなこともあり、こんな若者2人がご来店してくれました。

豊橋から JR飯田線を使ってご来店してくれたのは、仲の良いロカビリー兄弟のヒューキくんとナユタくんです。お兄ちゃんのヒューキ君は豊橋で美容室に勤めているんです。でも気に入ってくれて、わざわざヘアーカットに来てくれるんですよね。もう何回かカットをさせてもらっています。そしてその時に話す内容が「なんでロカビリーが好きなの?」ってことなんです。お父さんもお母さんもロカビリーをそんなに好きではないのに・・・。でも凄いことが分かりかました。

(リーゼントボーイズ)

実はヒューキくんには、弟が2人いて、1番下の弟のナユタくんが、小学校の時にYouTubeで横浜銀蝿を観て感動し、それからヒューキ君に伝染して行ったみたいんです。なんとナユタくんはツイストが得意なんですよね。時間がなかったので、踊れなかったけど、今度は一緒に踊りたいなーって考えています。そんなナユタくんは今年の4月に中学1年生になりました。今では身長も伸びて、ヒューキくんのお下がりを着ているみたいです。

そんなヒューキくんですが、豊橋にあるリーゼントが得意なサロンに行ったけど、あまり思った感じにはならなかったみたいです。なかなかどうして、ヤンキーリーゼントにしてまうんですよね。決してボクが上手いわけではなくて、そのお客さんがどんなリーゼントを求めているのか、会話とかファッションで感じれるところが、ちょっと違うのかなって思います。

さてそんなヒューキくん、今回はサイドバックのハワイアンリーゼントにしました。トップはあえてフラットトップにしないで、フロントの長さに合わせて髪の毛が2cmくらいにして立たせました。そしてサイドはバックに流せるくらいのボリュームを持たせてダックテール、裾は刈り上げです。フロントはほとんどカットしないで、トップと繋げてハワイアンにしました。このリーゼントのポイントは、タイトなサイドから醸し出すフロントのボリューム感です。フロントに強いボリューム感がないと、おっさんのサイドバックになるので気をつけたいです。

そして中1のナユタくん、めちゃ気合い入っています。本当は伸ばして、ポマードを使ってのリーゼントがいいのですが、学校に整髪料はつけていけないので、スキンフェードのサイコカット(サイコビリーカット)にしました。イメージは角刈りのフロントガ長いバージョンです。ただ違うのは、トップの作り方で、角を丸くフロントに向かい急激に長くしていくところです。ナユタ君のフロントはクセがあるので、クイッフ(フロントの形)を作りやすいんです。

2人とも眉毛を調整、剃りを入れてビシッと決まりました。こんなオールディーズ大好き、ロカビリーが大好きなおっちゃんと、共通の話ができるなんて、とても嬉しいし楽しい。色々な新しいことを2人から学びました。大好きなものを大事にする若者は、古いものを大事にしながら新しいものを取り入れていけるんだよね。
めちゃ楽しかった。また2人と話せると嬉しいな。浦川で待っているね。

 

 この記事の投稿者

乗本和男

浜松市の山奥にある佐久間町というところでフィフティーズな床屋 「ヘアーサロンノリモト」を営んでいます。フィフティーズ・ロカビリーが大好きで自然に囲まれながらロックな毎日を過ごしています。町の人に喜んでもらえる床屋を目指しています!
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