ボクの店の後継者問題!市の職員の方が相談に来てくれました。

こんにちは。

オールディーズが大好きな 浜松市佐久間町の理容師 乗本和男です。

床屋を継がせれない理由。

ボクの店は代々床屋で、ボクで3代目になるんです。大体、3代目くらいまで来ると、後継が居なくなって絶えてしまうことが多いんですよね。その住んでいる町や世の中が変化しなければ、何も考えずに自分の子供に、店を継ぐかと相談することも出来たのですが、これだけ大きく変化してしまうと、子供に後を継いで床屋をやれとは言えなかったですね。

本当に丁寧に市の職員の方が、ボクの後継者を心配してくれて、また商工会を通して色々な相談をしてほしいと言ってくれました。ボクも今の状態が良ければ考えるのですが、佐久間町浦川の今の現状を考えると、子供に後を継いでほしいとは言えないということを話させてもらったんです。商売というのは、周りに人や町があり始めて成り立つものなんです。特別な職種みたいに、町に人がいなくてもやっていけるものもありますが、ほとんどの商売の場合は、人が住んでいて成り立っていきます。

まして自分の子供に後を継がせるということは、将来的にも多くの若者がそこに住んでいて、お客さんになり得る人がいっぱいいるということなんです。そう考えると、ここ佐久間町浦川では、後継者が後を継ぎやすい状況を作るのが、まずやるべきことかなって考えます。そのためには、この町に住みたくなるような魅力がないとダメです。ただこれは僕たち住民が努力しても、どうにもならないこともあるんです。そこで浜松市の方で、この町に移住して来てくれたら、他の市や県でもやっていないような、手厚い手当を移住してくる人に与えてほしいです。

1番にいいのは、浜松市が空き家を買い取り、リフォームして、かかったお金だけを払えば、自分のものになるということをしたり。もっというなら、移住してくれた人の中で、10年以上住むという約束をしてくれた方に、人家族あたり¥100万円を支給するとか。移住したくなる理由を浜松市の方も強く考えてくれたら嬉しいです。ウェルカム集落は良い方法ですが、なかなか上手くいかないのも現実です。

30年前の人口がいて、若者で溢れ勝っている浦川の町が今の現状なら、子供を後継にさせる相談をしてもいいかなって思いました。
また自分の家族が店の後を継ぐわけではなく、他人に自分がやめた跡を継いでもらうということもあるみたいです。それもいい方法ですが、これはやはり住居も一緒の床屋の場合は難しいかもしれませんね。浜松市の方も商売をやっているところを色々と心配してくれて、嬉しいなって感じました。ぜひもっと良い方法を、ここまでは無理だろうというくらいの手厚いことを現実的にしてほしいです。

 この記事の投稿者

乗本和男

浜松市の山奥にある佐久間町というところでフィフティーズな床屋 「ヘアーサロンノリモト」を営んでいます。フィフティーズ・ロカビリーが大好きで自然に囲まれながらロックな毎日を過ごしています。町の人に喜んでもらえる床屋を目指しています!
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