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薄毛が気になる〜!そんな方に朗報です。ペパーミントで発毛!
先日、静岡市でミナローザというレストランを経営している、蒲原章広さんことハーバルが、人気ラジオ番組「ハーブ・ナイスディ」の収録に来てくれた時、実はとんでもない論文を見せてくれたんです。
それは男性が1番気にしている髪の毛の悩みのことなんですよね。カッコいい髪型にしたくても、髪の毛が薄毛ではなかなか思い通りの髪型にはできません。髪の毛が画期的に発毛してくる、そんなスーパー発毛剤があったんです。
それがオーガニックのペパーミントの精油なんです。
精油というとアロマという感じがしますが、アロマは合成香料を含んでいます。精油(エッセンシャルオイル)は植物に含まれるわずかな量の芳香成分を抽出した天然成分100%のオイルです。合成香料は一切含まれていません。この違いをちゃんと把握しておいてくださいね。
こんにちは。
オールディーズが大好きな 浜松市佐久間町の理容師 乗本和男です。
この論文は発毛専門店で有名なリーブ21も発表していて、韓国の啓明大学では、マウスを使った発毛実験の写真がとんでもなくてビックリしたんです。これは嘘でしょうとハーバルに言ったのですが、こういった論文は信憑性が高く、現実的にかなりしっかりとした結果が出ているみたいなんです。ですから新しい発毛効果に期待ができそうです。それにペパーミントは体にとてもいいんですよね。精油と書いてありますが、ペーパーミントを煎じて精油を取り出して、それを頭に付けるだけでもいいかもしれません。
リーブ21の研究結果
【発表概要】
リーブ21は、成人男性によくみられる髪が薄くなる男性型脱毛症(Androgenetic Alopecia, AGA)の発症メカニズムを明らかにし、そのメカニズムに沿って発症を抑制する天然成分を研究しています。その中で、近年、多様な生理・薬理活性が解明されつつあるシソ科香草類の抗男性ホルモン作用を選別検査した結果、シソ科香草類の中でも特にペパーミント(セイヨウハッカ)の抽出物に顕著な抗男性ホルモン作用を確認。
このペパーミントが持つ抗男性ホルモン作用は、男性型脱毛症 発症の抑制に効果が期待できると考えています。
シソ科の香草類は古来より人類と馴染み深いもので、食品に香りや味を付与し嗜好性を豊かにする目的で利用され、近年では香草類のもつ機能の解析が進み、多様な生理・薬理活性が解明されつつあります。
■方法・結果
①5α-リダクターゼ阻害試験:ラット肝臓由来5α-リダクターゼ粗酵素とテストステロンの反応阻害率を測定
②受容体結合阻害試験:3日間のテストステロン処理を施したLNCaPの細胞生存率に対する阻害率はWST-8試薬を用いて測定
③男性ホルモン応答遺伝子の発現解析:上記同処理の24時間後に回収した細胞のPSA遺伝子の発現量を定量
■総括
男性ホルモン活性の阻害を目的とし、AGAの作用機序にそった3つの観点からスクーリングを実施。
ペパーミント抽出物はいずれの試験においても顕著な抗男性ホルモン作用を示した。
韓国の啓明大学の研究結果
驚いたことに、このペパーミント、かなりすぐれた育毛促進効果があるのです。
韓国の啓明(ケミョン)大学による研究報告(2014)ですが、マウスの背中の毛を剃った後、マウスを①食塩、②ジョジョバ油、③ミノキシジル(3%)、④ペパーミント油(3%)の群に分け、週6回、それぞれの液0.1mlを背中に塗って、1週間ごとに4週間後までの毛の生え方を調べました。
その結果、下の写真のごとく、4週間後、ペパーミント油を塗った群のマウスは、育毛剤「リアップ」の主成分であるミノキシジルを塗った群よりも育毛効果が高かったのです。
なお、ペパーミント油の主な成分はメントール(約42%)ですが、その他の多くの精油成分も含まれています。
食品医学研究所には10リットルまでハーブが入れられるステンレス釜タイプの蒸留器があるので、今度、刈り取ったペパーミントからペパーミント油を抽出して、試してみようと思います。
ペーパーミントを湯煎して精油を取り出し、それを頭に付ける方法が1番いいみたいです。
この記事の投稿者
乗本和男