映画 ELVIS で分かった!エルヴィスは、ファンへの愛が強かったゆえに、短い人生を終えた!

こんにちは。

オールディーズが大好きな 浜松市佐久間町の理容師 乗本和男です。

ボクは今日公開のエルヴィス伝記「ELVIS」を観て、エルヴィスへの見方が少し変わりました。それはエルヴィスが短い人生を終えた理由が、今までは「薬物のせい・ドーナッツの食べ過ぎ・バリュームが腸で固まったため・・・。」など色々な憶測の中でしたが、エルヴィスはやはりスーパースターだったこともあり、自分のわがままを突き通したために、短い人生を送ってしまったんだなって考えていたんです。

でもそれは全く違うものでした。心の中から真面目なエルヴィスは、ファンの愛を強く感じるがために、ファンの愛に応えようと自分の体のことを考えずに、ひたすらステージに立ったんです。確かに終盤はパーカー大佐の上手い口車に乗り、専属の医師が体の疲れを感じない注射を打っていました。倒れた時も病院にも行かせてもらえず、注射を打ってステージに上がるくらいでした。部屋には多くの薬が並んでいました。ドル箱のエルヴィスを休ませてくれなかったんです。

それはマネージャーとして初期から最後まで、エルヴィスをプロデュースしたパーカー大佐が、自分の欲望とエルヴィスの欲望を上手く使い、エルヴィスを自分の作り上げる商品として、お金を稼ぐ算段をしていたんです。流石のエルヴィスでもそれには気づいているはずです。それでもやめなったのは、心の中に、ファンの愛に応えようとする強い気持ちがあったからなんですよね。でもエルヴィスの体の異変とは関係なく、パーカー大佐の凄腕は、見る見るうちにエルヴィスをKINGへの道へ導いたんです。パーカー大佐役のトム・ハンクスが主演でもおかしくないぐらい、パーカー大佐が光ってました。

やっぱりエルヴィスは初期の方が好き。

ボクはこの映画を観て改めて感じたのは、やっぱり初期のエルヴィスが好きだってことです。初めての大きなステージで、エルヴィスの歌を聴いた女の子が、気が狂ったように悲鳴を上げていく姿を見て、その姿になぜか涙が出てきたんですよね。


エネルギュなステージ、心を震わせる歌唱力、そして他の歌手では観ることの出来ないパフォーマンス!純粋に黒人の音楽であるR&Bが好きで、それを声と体で表現する姿は、他にはないKINGの証の感じがしました。でも晩年の熟成したエルヴィスは、初期のように楽しんでいるというより、自分の怒りや悲しみ、寂しさを発している感じがしたんですよね。
主役のオースティン・バドラーのエルヴィスは、まるでエルヴィスが乗り移っているかのようだったんです。あのエルヴィスの感性の動きを、本物と同じように引き出すなんて流石でした。

まだいっぱい話したいことがあるんですが、長くなってしまうので、また次回「ELVIS」を見た時に、ブログに書きますね。しかし久しぶりに見た映画が、大好きなエルヴィスなんて、本当に楽しい時間を過ごしました。何回でも観るぞー!

 この記事の投稿者

乗本和男

浜松市の山奥にある佐久間町というところでフィフティーズな床屋 「ヘアーサロンノリモト」を営んでいます。フィフティーズ・ロカビリーが大好きで自然に囲まれながらロックな毎日を過ごしています。町の人に喜んでもらえる床屋を目指しています!
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