フィフティーズな床屋, 仕事観, 床屋ネタ, 暮らし, 雑感
2年ぶりに会えた客さん、出張床屋で安否確認が出来て嬉しかったです。
こんにちは。
オールディーズが大好きな 浜松市佐久間町の理容師 乗本和男です。
昨日は朝から長い間ずっと店に通ってくれていたお客さんに、久しぶりに会いに行って来ました。高齢になるとどうしても体に不調を訴えて、長期の入院などになってしまい、自宅を離れてしまうことがあるんですよね。近くに住んでいて、色々な情報が入って来る人ならいいのですが、少し離れて自宅があると、なかなかその後の情報が入ってこないのが辛いところです。大体お客さんが来店する周期はわかっているので、異変があるとどうしたのかなって心配になるんです。そんなお客さんの中で、もう2年もどこに行ったのか分からなかったお客さんから、予約の電話をいただいたんです。
朝10時から、佐久間の里特別老人ホームへ、出張床屋に行って来ました。佐久間の里には認知症や体が動かない人だけではなく、1人暮らしで、自分で生活できる健常者のお年寄りが入ることの出来る部屋があるんです。そこに前々から入っているお客さんと一緒に、2年ぶりに会うお客さんのヘアーカットをして来たんです。
施設に着くと、まず前々からそこで暮らしているお客さんのところに行き、ヘアーカットをして来ました。お客さんも今年で98歳ととても高齢ですが、自分で身の回りの世話もできるし、話していてとても元気がいいんですよね。そしてこの施設での快適な暮らしぶりも色々と教えてもらいました。
そしてそこが終わり、隣の部屋に住んでいる2年ぶりにヘアーカットさせてもらうお客さんに会いに行って来ました。久しぶりのお客さんは、10キロも痩せていて、ちょっと元気がないように見えました。お客さんに「久しぶりだね。」って挨拶したら、「久しぶり、お世話になるのは2年ぶりだね。」って話になったんです。やはりいくつかの病院を周り、入院検査をしたんで病気の加減もあり、体重が落ちでしまったんですね。10キロ痩せると体力がなくなるから、歩くのにも乳母車を使って歩くようです。
でもヘアーカットしながら浦川の町の状態とか、自分の家の周りの状態を話すと、懐かしいと喜んでくれました。コロナ禍の影響もあり、なかなか外にも出れない情報も入ってこない。きっと情報に飢えているんですよね。だからお客さんに「予約の電話をくれたら、また直ぐに飛んでくるから待っているね。」って伝えました。「話せるのを楽しみにしているよ。」そんな言葉をもらえて、次回来るのも楽しみです。また元気な顔を見せてね。今回も安否確認ができて嬉しかったです。
この記事の投稿者
乗本和男