フィフティーズな床屋, 佐久間町の紹介, 暮らし, 雑感
佐久間町 浦川に、人を呼び込むのはやっぱりお店の力が必要です。
こんにちは。
オールディーズが大好きな 浜松市佐久間町の理容師 乗本和男です。
この山奥を元気のある町にしたい。そんなことをいつも考えている人と話すのはとても楽しい。本当は町に商店街があり、その商店の人たちが集まり、知恵を絞って色々なイベントや、人が足を運んでくれたり、移住してくれたりする人を呼び込むことをするんだけど、悲しいかなこの町にはそんな商店も無くなってしまいました。店がないと本当に寂しい町になってしまうんですよね。だから残った商店と町を元気にしたいと考えている人と、力を合わせてやっていきたいんです。
そんな1人である浜松いきいき応援隊の青島くんは、前の時も空き家対策として、色々な考えを提案してくれました。空き家をイノベーションして、使いやすいように直し、移住希望者に浦川の空き家一泊体験をやったらどうかという提案をしてくれたんです。空き家をリノベーションした時に発生した金額を、泊まった空き家を気に入り、購入したい人がいたら移住者に請求するという形です。ただこれにはかなりのお金がかかり、しっかりと投資をしてくれる人がいるか、行政が力を貸してくれたらいいのですが、そういったものはないんですよね。お金の面もあり今回は諦めたんです。
そんな青島くんとヘアーカットをしながら話したのが、浦川の空き家の中にも100年を超えるものが存在するということでした。大正時代に大火があり、町の住宅が全焼してしまってから、新しく立て直した家がそうなんです。まさに古民家的な雰囲気を醸し出しているんですよね。そんな空き家が昭和43・44年と連続で浦川の大洪水にも被害に遭わなかった、昔の浦川(町区)上町から高いところの住宅です。そちらの空き家は、水も浸かってないので土台の木が腐ったりしていないんです。
そんな古民家的な空き家を、無料で譲っていただき、仲間の手を借りてリノベーションし、「カフェやワークショプなど」新しい命を注ぎ込めたらいいなって話したんですよね。
先日のブログでも書いたように町区は、「ウェルカム集落」をという市の移住者企画をやめました。ですからこれをやるなら個人的に大家さんと交渉をすることになります。まだまだこれから増えていきそうな空き家ですが、きっと空き家を放置すると、これから高い税金がかかって来るかもしれません。京都では「空き家税」が創設されました。空き家対策は田舎の町おこしの大事な仕事です。不動産屋さんに登録をして、空き家に新しい命を注げれるようにしてくれたら嬉しいです。
この記事の投稿者
乗本和男