フィフティーズな床屋, 佐久間町の紹介, 暮らし, 雑感
佐久間町 浦川という、自然の中にある町で生活が出来る喜び。
こんにちは。
オールディーズが大好きな 浜松市佐久間町の理容師 乗本和男です。
浦川の風景の写真をSNSに投稿すると、見てくれたSNSの友達が「良いところだね・住んでみたい・幸せだね」なんて、ボクにとってはあまり理解できないことをコメントにくれます。理解できない?外から見た場合は、普通は理解できると思うんです。でもこの場所に住んでいると、当たり前過ぎて風景の良さが分からないんですよね。生まれた時から何も変わっていない、いつも遊んでいた場所、いつも魚釣りをした場所、学校の通学路、などなど、当たり前のことに対して、良い評価ができないんですよね。
でも自分の中でそうは思いながら、色々な浦川の風景をを撮影していると、今更ながら「キレイな川の水だな・美味しい空気だよな・澄み切ったキレイな景色だな・・・」ってよく感じるようになって来たんです。それはボクが感じたのではなく、半分はボクの投稿を見てくれた友達の言葉が影響をしてるかもしれません。でもこの場所で生活ができて、感謝をするようになりました。その感謝は、きっとボクが気がつかないだけで、小さい頃からあったものかもしれないんですよね。
今考えると若い頃、名古屋 栄の店に勤めていた時、初めは遊びに行くのも便利ですし、何をやるにも買うにも不自由はしなかったのに、なぜか息苦しい感じがしたんです。それは生まれた時から、人の肩が擦り合うような密集した場所に住んでなく、自然が多い山の中でのんびりと暮らして来たからなんだなって、今になってようやく分かって来ました。
好きなんですね。この山・川・空・人・そして変わることのない浦川の空気の匂い。名古屋に住んでいる時に、JR飯田線で浦川に帰省する時、駅のホームに降りて改札を抜けると、大好きな匂いがして「浦川に帰って来たんだな」って感じたんです。これって外から来てみると凄く感じることなんですよね。その町どくどくの匂いってあると思うんです。浦川しかないない匂い。これがボクの故郷なんだなって感じる時なんですよね。
そんな大好きな浦川を元気にしたい。今では住んでいる人も高齢者がほとんどになって来ました。これから浦川の先を良くいう人はいません。ほとんどの人がネガティブな感覚でいるんです。でもそうじゃないんだと、こうやって人がいなくなり、衰退しきった時こそ、最大のチャンスなんです。この自然に囲まれた町の良さを発信して、浦川に遊び行きたい、住みたい、そんなことを思ってくれる人が、1人でも増えてくれるように頑張っていきたいです。
この記事の投稿者
乗本和男