フィフティーズな床屋, 仕事観, 床屋ネタ, 暮らし, 雑感
特別老人ホームに、おじいちやん・おばあちゃんのヘアーカットに行って来ました。
こんにちは。
オールディーズが大好きな 浜松市佐久間町の理容師 乗本和男です。
昨日の月曜日は、2ヶ月に1回行っている特別老人ホームへの訪問ヘアーカットの日でした。いつも特別老人ホームのおじいちゃん、おばあちゃんが朝ごはん食べ終わる時間を毎回見計らっていくのです。おじいちゃん、おばあちゃんが待ってる部屋に到着する時間は8時15分です。着くとホームの方がちゃんと準備をしてくれてます。
そして、その周りにおじいちゃんやおばあちゃんがニコニコしながら椅子に座って僕たちが来るのを首を長くして待っていてくれます。着いたら早速ヘアーカットの準備をします。もう準備してる最中から声をかけてくださる方も見えます。
ホームの方がご飯の進み具合や体の調子を見ながらおじいちゃん、おばあちゃんを選んで連れてきてくれます。ほとんどの方が認知症を患っています。もちろんその中でも、認知症の度合いは皆さん違うわけですが、必ずホームの方が症状の軽い方から順番に連れてきてくれるんですね。そのおかげで、自分たちも久しぶりの訪問カットにもかかわらずスムーズに仕事に入って行くことができます。「介護士の方ありがとうございます。」
2ヶ月に1回の周期で来ると、ヘアーカットするおじいちゃん・おばあちゃんが決まってきます。そうなるとほとんど常連のお客さんに成るんですよね。ですから毎回毎回話が続く方も見えるんです。でも僕たちが来るのを楽しみにしてくれてるだけで嬉しいんです。
きっと今は、自由には外に出たり買い物したりできないかもしれませんが、おじいちゃん・おばあちゃんのこんな言葉を聞いて、来て良かったなって思えるんです。
「うれしいやー、キレイにしてもらえて」
「可愛くなったかねー」・・・。
そして僕らも
「キレイになったよ」
「可愛くなったよ」
って、そんなたわいもない言葉が、おじいちゃんとおばあちゃんの楽しみになればいいなって思いました。また2ヶ月後にヘアーカットに行くね。
この記事の投稿者
乗本和男