フィフティーズな床屋, 暮らし, 雑感
世界で戦争がある度に、平和な日本の有り難さを感じる。
こんにちは。
オールディーズが大好きな 浜松市佐久間町の理容師 乗本和男です。
世界情勢を見ると、ロシアによるウクライナの侵略戦争が始まりました。独裁的な政治は国民に恐怖を覚えさせ、正しい秩序や常識が通用しなくなります。本当に怖い、そんなロシアを見ていると、戦前の日本が陥っていた帝国主義の恐怖を、今になって感じることがあります。早くそんな侵略戦争が終わり、ロシアとウクライナに平和が訪れるように願うしかありません。
さて、こんな戦争のことをブログで書こうと思ったのには理由があるんです。先日、片付けに行った親戚の家で見つけたあるものが、とてもボクにはインパクトが強かったんです。それは第二次世界大戦中の日本における、国民の在り方が分かるものが出て来たからんですよね。それを見た時に、本来、認められていなくてはいけない、人間の自由が束縛された上に、洗脳という恐ろしい状態になっているということでした。
家を譲り渡すということで、あちらこちらの写真を撮りながら遺品を物色していました。そしたら色々な懐かしいものや、ボクが知らない世界のことが、いっぱい出て来たんですよね。その中で1番目を引いたのが、第二次世界大戦中におばあちゃんが使っていたタスキでした。祖父は兵隊として戦地に行き、残された家族を守ったのが祖母です。その時には、幼かった叔父さんと父親と祖父母がいたんです。床屋を営み、祖父が帰ってくるまで、家を守っていたんですね。
そんな祖母が婦人会員として、国防に動員されていたタスキを見つけたんです。それには「大日本国防婦人会」「愛国婦人会」という字が書かれていました。男たちが戦地に行き、地元には年寄りと女子供しかいないわけです。そんな中で、自国の勝利を願い、御国のために働く女性たち。現代の人では分からない、国による洗脳によって、強い使命感を受けて頑張ったんでしょうね。また洗脳されないと、できないくらいの厳しい情勢だったかもしれません。
食べる物が無い、自由が無い、いつ攻撃を受けるか分からない、そんな緊張の毎日の中では、少し頭がおかしくならないと生きていけなかったかもしれませんね。とにかく当時の独裁的な日本の軍部の力と、今のロシアは似ている感じがします。もっと自由な意見や考えが通り、みんなが幸せな生活ができる世界が、早くウクライナとロシアにできると嬉しいです。今日は、侵略戦争を見て祖母が体験した日本のことを書いてみました。
この記事の投稿者
乗本和男