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自分が似合うリーゼントを極める!
こんにちは。
オールディーズが大好きな 浜松市佐久間町の理容師 乗本和男です。
10代でリーゼントをしている人って、今はほとんどいないですよね。でもそれだからこそ逸脱した雰囲気を醸し、自分の個性を極めれるんです。そんなお客さんが今日も来店してくれました。カーリーヘアーやドレッドヘアーにしたりと、自分の髪型を模索している中で、ロカビリーに出会い、リーゼントの魅力に惹かれていったんです。髪質がとても硬く、他のサロンで強いパーマをかけてリーゼントにしたので、ヤンキーリーゼントになってしまいました。だからロカビリーリーゼントにしたくて、ヘアーカットに来てくれたんです。
前回は若者らしく、フロントを前に垂らすクイッフというリーゼントにしたんです。あまりにも強くかかっていたパーマを薬で少し取り去り、なんとか直毛らしくなりました。ただやはり髪の毛が硬くて、いうことをきかないので、少しでもパーマがかかっているとクセを作りやすいんですが、パーマはロカビリーな感じから外れてしまうんで、かけない方がいいんですよね。直毛をポマードとスプレーで寝かせて作る、それがカッコいいんです。
そんなお客さんに今回はまた違ったリーゼントを提案させていただきました。それは落ち着いた感じのする、アメリカンバーバーリーゼント、7:3リーゼントです。若い人には、少しアダルトっぽい感じがして、馴染みがないかもしれませんが、10代の人がやることで、落ち着いた中にも華やかさを感じることができます。
フロントのはまだ少しパーマが残っているので、それも考慮してフロントが高くするために、毛先を揃えるくらいにしたんです。それとまたクイッフリーゼントにしたいという希望があったので、どちらでもできるようにしました。サイドはテカテカした質感を出したいということで、刈り上げずに耳を出すだけにしたんです。そして後ろはさっぱりとロカビリーな感じの刈り上げました。
色々な種類のリーゼントが作れる長さと型にしました。ただそのためにサイドに流すこのスタイルは、流した方に少し毛束がたまる感がありますが、そこはしょうがないのでセットの時に上手く隠してほしいです。
フロント以外には、レイライトポマードのスーパーハードを使いビシッと抑えました。大事なのは櫛目のキレイさと、ポンパドールの高さを出すことです。高さは若さの象徴ですから、ポマードを使わないでスプレーでセットしました。
初めてのアメリカンバーバーリーゼントも、気にいってもらえてよかったです。リーゼントには色々な形があるので、自分が年齢と体型や顔の形に合わせて、似合うものを見つけてくれたら嬉しいです。またお待ちしています。
この記事の投稿者
乗本和男