中学生が、ヘアースタイルで個性を出せる時代が来た。

こんにちは。

オールディーズが大好きな 浜松市佐久間町の理容師 乗本和男です。

ボクが中学生の時には、全校男子はみんなBOUZUでした。それも髪の毛を指で挟んで指から出たら、BOUZUにしてこなくて行けなかったんです。その時にはBOUZUなんて恥ずかしいし、イヤだなって思ったけど、今考えてみると、みんな同じヘアースタイルだし、何も考えず勉強や運動に集中できたかなって思いました。

そんなBOUZUの校則がなくなったのが、今から30年くらい前なんですよね。ボクはその時、床屋という仕事柄、やっと都会と同じ条件の校則になったなって感じたんです。それでもやはり学校に行く目的は、勉強や運動を学びに行くことです。ヘアースタイルは、あくまでもその次のことなんですよね。ですから勉強や運動の妨げにならないヘアースタイルというのが条件でした。前髪は眉毛にかからないくらい、耳は髪の毛にかからないようにしっかり出す。もちろんパーマやヘアーカラーは問題以外です。

そんなヘアースタイルが、もう30年近くここら辺の中学では基本でした。それが今年度の佐久間中学の生徒会によって、新しくヘアースタイルの校則が変えられ、パーマやヘアーからは禁止、ただ髪型は自由になったんです。学校での整髪料は禁止みたいですが、かなりの変化ですよね。

ボクも学校の先生と話すチャンスがある時に、ヘアースタイルはもっと自由でいいという話で盛り上がったことがあるんです。ただここで大事なのは、中学生らしいヘアースタイルということです「前髪は眉毛にかからないくらい、耳は髪の毛にかからないようにしっかり出す。もちろんパーマやヘアーからは問題以外です。」勉強や運動のことを考えると、どうしてもこの枠からあまり外せないのはしょうがないですね。

校則の改正から、来店する中学生のヘアースタイルも変わりました。ツーブロック・アシンメトリー・マッシュ・ソフトモヒカン・・・。自分の個性を強調できるヘアースタイルが多くなったんです。長さも少しずつ長めになって来ました。いずれはパーマやヘアーカラーなども、しかすると学生服もなくなるかもしれません。

でもボクの考えは、こんな商売をやっていて古臭いと思われるかもしれませんが「なんのために学校に行っているのか」とういうことを基本に持っていれば、これからどんどん自由で個性を活かせていけるんじゃないかって感じました。

 

 この記事の投稿者

乗本和男

浜松市の山奥にある佐久間町というところでフィフティーズな床屋 「ヘアーサロンノリモト」を営んでいます。フィフティーズ・ロカビリーが大好きで自然に囲まれながらロックな毎日を過ごしています。町の人に喜んでもらえる床屋を目指しています!
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