2ヶ月に1度行く、特別老人ホームの出張床屋で感じたこと。

こんにちは。

オールディーズが大好きな 浜松市佐久間町の理容師 乗本和男です。

地元にある特別老人ホーム佐久間の里に、2ヶ月に1度出張床屋に行っています。そんな佐久間の里でお年寄りに会い、毎回色々なことを感じるんですよね。

まずこのコロナ禍の犠牲者は、立場が1番弱い立場の方なんですよね。その方の安全をまず1番初めに考えなくてはいけないんです。特にこういった施設に入っている老人は、自分だけでは生活できません。そして何より免疫が弱く体力がないために、もし感染したのなら重症化する可能性が高いんですよね。ですからこういった施設では、きちっと安全対策をやっているんです。

ただ目に見えないウイルスは、どのような形で入ってくる分かりません。検温をして手指消毒をして、体調を必ず記入しないと施設には入れないことになっています。そしてボクたちも、施設の入居者や介護士のみなさんは、しっかりとマスクをして、安全を確認してから施術に取り掛かっています。

ボクたちは手袋をすることで感染予防をしているんですよね。この施設の中で、もしウイルスが広がってしまったらと考えるとゾッとします。体力のない入居者は、きっと重症化するでしょう。辛い治療やもしかすると生命の危機になる。そんなことがないように、施設内でもきちっとした安全対策が設けられているので、ボクたちも安心して施術ができるんですよね。

入居者の中には、認知症の程度も低く、ボクの名前や住んでいる場所を知っている方もみえます。そんな方との会話は、とても盛り上がるんです。その理由は、みなさん外の空気を吸うことが、コロナ禍になってから出来てないからなんですよね。ですから外の状態はどんな風だとか、町の中はどんな感じかとか、自分が住んでいた浦川のことを聞いてくるんです。もちろん、ちんぷんかんぷんの質問もありますけどね。

「たまにはその空気を吸わせてあげたい」そんなこともきっと施設の人たちも思っているでしょうね。早くコロナ禍が普通の風邪のような扱いになり、もっと弱い立場の人が少しでも羽を伸ばせる時が来てほしいです。そんなことを、先日行った特別老人ホーム佐久間の里で感じました。

 

 この記事の投稿者

乗本和男

浜松市の山奥にある佐久間町というところでフィフティーズな床屋 「ヘアーサロンノリモト」を営んでいます。フィフティーズ・ロカビリーが大好きで自然に囲まれながらロックな毎日を過ごしています。町の人に喜んでもらえる床屋を目指しています!
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