角張ったリーゼントは、男らしさを主張します。

こんにちは。

オールディーズが大好きな 浜松市佐久間町の理容師 乗本和男です。

ボクは基本的にリーゼントを作る時には、頭の角(ヘチ)の髪の毛を潰してポンパドールが際立つようにします。でもこれはロカビリーとかオールディーズを意識したものなんですよね。ボクたちが中高生の時には、男を主張するリーゼントが流行りました。それがツッパリという名前と一緒に流行り、その特徴が頭のヘチが角張ったリーゼントだったんです。そんな時代には男気が強く、硬派という今では考えられないくらいの、男くささを漂わせていたんですよね。

この硬派ってのが、当時は男らしのカッコ良さを醸し出していたんです。例えば彼女が出来ても、イチャイチャしないで、彼女に3歩後ろを歩かせるとかね。そんな今では信じられないことを、硬派っていうポリーシーがさせていたんですよね。そしてその硬派ってのがこの角張ったリーゼントにマッチしたんです。

ボクも学生の頃から若い頃までは、角張ったリーゼントにしてました。その方が男らしくて自分のイメージと合っていたからなんです。それが次第にツッパリとか硬派という言葉がなくなり、自分も加齢になってくことで、角が取れて丸くなって来たんです。でもこの角が取れたリーゼントが、ポマードで後ろに撫でつける時に出来るポンパドールが、ロカビリーとかオールディーズ感のあるものなんですよね。

さて今回のお客さんは、角張ったリーゼントが好きでした。年齢はボクと同じくらいで、同じ時代を過ごして来たんです。だからその気持ちが凄く分かるんです。お客さんと色々なことを話すと、心の中から男気のある人だなって感じました。ですからきっと自分の中にある硬派という男らしさが、今もなお自分のポリシーとしてあるんでしょうね。でも不思議なもので、そんな男気のある人は、角張ったリーゼントが似合うんです。自分の想いが自然に体から滲み出て、リーゼントが似合うんだなって感じました。

角の張ったリーゼントを作ルナら、必ずトップとサイドは短くしてください。それによって角っぽさを際立たせることができます。ボクもたまに角張ったリーゼントにしてみたいなって思いました。

 この記事の投稿者

乗本和男

浜松市の山奥にある佐久間町というところでフィフティーズな床屋 「ヘアーサロンノリモト」を営んでいます。フィフティーズ・ロカビリーが大好きで自然に囲まれながらロックな毎日を過ごしています。町の人に喜んでもらえる床屋を目指しています!
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