リーゼントは、ポンパドール以外はタイトにキメるとカッコいい!

こんにちは。

オールディーズが大好きな 浜松市佐久間町の理容師 乗本和男です。

リーゼントといっても色々な形のものがあります。でもボクが作りたいリーゼントは決まっているんです。「ポンパドールが際立つリーゼント」これって、ただポンパドール(フロントのトサカの部分ね)を高くすればいいってものじゃないんです。その人に合った高さにしないと、野暮ったい感じになってしまうんですよね。そして斜め45度から見た時に、トップに向けて斜めに低くなっていく、まるで東京タワーの下をフロントにして頭に乗せたイメージなんです。

そのくらいの極端なイメージがないと、ポンパドールが際立つリーゼントは作れないんですよね。そしてボクがいつも言っているように、サイド・トップがピタッと抑えられていればいるほど、フロントのポンパドールが際立つんです。そして頭のヘチの部分(角)もしっかりと抑える(潰す)くらい意識をすれば、さっき書いた斜め45度から見た時に際立って見せることができるんです。

今日来店してくれたお客さんは、久しぶりに東京の代々木公園を通ったら、オールディーズをかけてツイストを踊っているロックンローラーの姿を見たんです。そしたら自分が中学高校と、大好きだったクリームソーダやロカビリーをもう一度楽しみたいという気持ちになったんですよね。そしてわざわざ埼玉にあるアイパーで有名な床屋さんに行き、リーゼントアイパーをかけてもらっていたらしいんですよね。でも何かが違う、子供たちにもヤンキーみたいだね。って言われ、自分がしたいリーゼントとは違うって思っていたんです。

でも昔から髪の毛が硬く多いので、どうしてもパンチパーマやアイパーをかけないと、形が決まらなったんです。そんな思いの中、ネットでリーゼントを検索していたら、ボクのブログを見つけたんですよね。そしてオールディーズ感あふれる店の雰囲気や、ボクが作るリーゼントを見て、作ってほしいと予約の連絡をくれたんです。

来店してくれて髪型を見せてもらった時に、アイパーの残りがまだ毛先に残っていました。リーゼントを作る時に、その折った角度が、邪魔をしてセットしづらいと感じたんですが、どうしてもフロントの高さがほしかったので長めに残しました。頭が横に長かったから、裾をなるべく高めに短くして、面長感を出すために、下を5mmのバリカンを入れツーブロックにしたんです。それからバックは横に合わせて刈り上げました。

半乾きの状態の髪の毛に、レイライトポマードのスーパーハードを全体に満遍なく付けブラシでセットします。ポンパドールは1番最後に仕上げるために、サイドとトップとヘチをしっかり抑えます。そしたらダックテールを作り、ポンパドールをお客さんの似合う高さにし、櫛目のラインをしっかり出しスーパーハードスプレーで固めます。これによってテカリと形を維持できるんです。

仕上がったリーゼントを見て、お客さんが「アイパーをかけないでリーゼントが作れるとは思わなかった、こんなリーゼントしにしたかったんです。嬉しい。」そんなことを言ってくれました。そして自宅で作るリーゼントの方法を伝えさせてもらいました。いつもは作れないかもしれませんが、たまには非日常を楽しんでくださいね。


なんと次回はツイストも教えます。そして「ヘアーカット&ツイスト講座」を始めます。ご予約してくれる時に「ツイストも教えて」と言ってくれたら、20分くらいワンポイントですが、ノリモト流ツイストをお伝えできたら嬉しいです。よろしくお願いします。

 

 

 この記事の投稿者

乗本和男

浜松市の山奥にある佐久間町というところでフィフティーズな床屋 「ヘアーサロンノリモト」を営んでいます。フィフティーズ・ロカビリーが大好きで自然に囲まれながらロックな毎日を過ごしています。町の人に喜んでもらえる床屋を目指しています!
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