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オールディーズの魅力は、優しく上品なメロディーが多いこと。
こんにちは。
オールディーズが大好きな 浜松市佐久間町の理容師 乗本和男です。
一口にオールディーズといっても、その中には「ロカビリー・ポップス・ドゥワップ・ロックンロール」という具合に、種類をボクは分けているのですが、時代を超えて全ての音楽が進化していき、独自の音楽になっていったんです。特にロカビリーは80年代に入り、ストレイ・キャッツなどリバイバルというより、新しい音楽として発展していったんですよね。ドゥワップもロックンロール・ポップスも、形を変えてどんどん進化していき、新しい音楽として進化していったんです。
でも進化していく中で、その時代に流行った音楽(1960年前後に流行った音楽)は、時代を超えても何も変わらず当時の音楽のままなんです。それはある意味進化をしなくてもいい音楽だからだと考えているんです。ボクがいつも書いているように、アメリカが第二次世界大戦で苦しみ、その傷跡が癒て経済的にも伸びて来たのがこの1960年前後の時代なんです。まさに高度成長です。アメリカの人々の生活は豊かになり、車も家庭の電化製品も独創的な、豊かさを強調する形になりました。
まさに機能より形や色を重視した作りになったんです。その豊かさが全てにおいて、このオールディーズという、素晴らしい時代を構築したんですよね。そしてその豊かさは音楽にも影響を与えました。まだ戦後で苦しさが残っていた1955年に ロック アラウンド ザ クロック という映画の主題歌で、ロカビリーというジャンルが確立されて、それからロックやロカビリーからポップスに変化していったんです。このポップスがボクにとって、優しく上品なメリディーに感じたんです。
聴くことによって人の心を豊かにしてくれるメロディー、歌詞は英語で意味もわからないけど、ついつい口ずさんでしまうような馴染みやすいものなんです。確かにロカビリーもドゥワップもロックンロールの、素晴らしい音楽です。でも心の豊かさや上品さを感じるのはこのポップスからなんですよね。
当時も悪や不良とは違い、上級家庭のお坊ちゃんやお嬢様が、ちょい悪に憧れてリーゼントやピンアップ、ポニーテールなどした、そんなテーンネイジャーたちのスタイルが好きなんです。豊かな音楽って、やっぱり優しさや上品な心がないと、求めないんです。それは心にゆとりがあるからなですよね。そんな音楽だから、出来て50年以上も経っても、色褪せないで多くの人のここを掴むんですよね。
今回は、ボク独自のオールディーズ観を書いてみました。
この記事の投稿者
乗本和男