フィフティーズな床屋, 暮らし, 雑感
11月15日は旧暦の「冬至」まだ柚子風呂に入ってない人は入ってね。
こんにちは。
浜松市佐久間町の理容師 乗本和男です。
お客さんが来店してくれる時に、お土産を持って来てれることがあるのですが、今回は近所のおじさんが柚子を持って来てくれました。柚子は庭になっているみたいなんだけど、木にトゲがあり、取るの一苦労して上手く取れないみたいですよね。今回はたまたま息子さんが帰省してくれていて、柚子を取り親しい人に配っているみたいなんです。
そんな柚子ですが、みなさんはどんな使い方をしてるんだろう。うどんやおかずに柚子の皮を擦って香り付けにしたりします。中には柚子みそを作る人もいますよね。そんな器用と手間がないので、作りはしませんが、お客さんにもらうことはしばしばあります。でもこのおじさん、柚子を渡してくれた時に「このゆずの腹を親指で押して皮を破き、そのままお風呂のなかに入れると、い匂いがするし温まるぞ」って教えてくれたました。毎年のように柚子風呂は入っているんですよね。これも1年間の行事になってます。
柚子風呂は大好きで、柚子と一緒に入ると、リラクゼーションの効果もあり、心と気持ちが落ち着くんです。柚子は食べても美味しくありませが、香りがとてもいいです。ビタミンCが豊富に含まれていて、肌の保水性を高め、抗酸化作用があることから、この季節の乾燥肌の予防や老化予防に期待が持てるみたいんです。
面白いのは柚子風呂に入る習慣ができたのが、どうも語呂合わせからなんです。
柚子(ゆず)=「融通がきく」、冬至=「湯治(とうじ)」こんな語呂合せから、冬至の日に柚子湯に入るといいと言われているんですよね。
でもこういった風習には、運を持ってくる要素もあったんですよ。
冬至は1年で一番太陽の力が弱まる日ということは、つまりは翌日から確実に日が強く長くなっていく日。このことから「太陽が生まれ変わる日」ととらえ、「冬至」を境に上昇運に転じるみたいです。1年のなかでも大切なこの日、運をさらに上昇させるために、いろいろな食習慣やしきたりがあるんですよね。
今では冬至は12月22日ですが、旧暦では11月15日なんです。ですから柚子風呂に入る習慣は、昔から11月の半ばになっているんですよね。柚子風呂には色々な良い行いがあります。冬至の日に柚子湯に入ると「風邪をひかずに冬を越せる」と言われていますしね。冬至は運を上昇させる時ですし。こんな良いこと尽くしの「柚子風呂」の習慣をまだやってない人は、ぜひやって、風邪をひかずにこの冬を越してくれたら嬉しいです。
この記事の投稿者
乗本和男